カレンちゃんはビットコイン誕生の経緯、仮想通貨のおおまかな全体像を学びました。
第一回から第三回までで、ビットコインを軸として仮想通貨が広がってきたことを知りました。
その説明の中でブロックチェーンの仕組みをとても簡単に教えてもらいましたが、カレンちゃんの知的好奇心は満たされなかったようです。
今回はブロックチェーンの仕組みを理解することによって、ブロックチェーンのなにが魅力的なのか、どのように応用されて行くのかをカレンちゃんと一緒に勉強していきましょう。
目次
そもそもブロックチェーンって?
じゃあ今回は
- ブロックチェーンの仕組み
- ブロックチェーンのここがいい!
- ブロックチェーンはこんなことに応用されている!
この3つに分けて説明していくぞ!
ブロックチェーンの仕組み
「人々が生まれながらに悪である」って考えているから、その人のことがしっかりと信頼できないとやっていけないんだ
人のこと疑ったりしたくないですしね
これを忘れないでくれ。
ブロックチェーンは本である
まずはブロックチェーンは本だってことをイメージしてくれ
まあ背表紙がチェーンって感じだな
質問なんですけど、ブロックチェーンは分散台帳技術って聞いたんですけどそれってあってますか?
分散台帳技術(Distributed Ledger Technology、DLT)の中にブロックチェーンという技術が内包されているイメージだな。
DLTの中にはブロックチェーン以外の技術も存在しているんだ。
さっきの本はたった一冊あるんじゃなくて全く同じ内容の本を持っていることをイメージしてくれ。
たった一人がその本を持つんじゃなくてみんなでその本を持っているから分散型って説明されるんだ。
発生する取引を記録していく
基本的に取引をする人たちはみんな紙を持っていて、なにか取引が行われるときはその紙に取引内容を書いて自分のサインを書くんだ。
サインをちゃんと書くことによって、その取引がほかの人によって偽装されたものじゃないことを証明しているんだ。
紙を集めてページに追加する準備をする
今度は自分たちのする取引が書いてある紙をみんなにコピーして渡すんだ。
取引とか世界中で行われてるだろうから数がやばそうです。
みんなが順番にやるんだったら公平でいいんだけど、それをしたくないがためにそのシステムから抜けていくのも問題だしな。
このCさんがみんなから送られてくる情報を1枚の紙にすべて書き記すんだ。
そして本の最後のページに書いてあるそれぞれの残高に反映させる。
その作業は絶対にしたくないですね。
Cさんが今回送られてきた取引を全部まとめて、最後のページに書いてある残高に今回の取引の結果を反映させたら準備完了だ。
その結果があってるのかをみんなに判断してもらう
そしてその紙を自分以外の人に見てもらうんだ。
そしてその紙に十分たくさんの人のサインが集まったら、晴れてその紙が本のページにふさわしいってことが承認されるんだ
その承認された紙をみんなに渡してみんなが本に綴じたら新しくブロックがつながったってことになる
でも絶対にズルできなさそうです。笑
ブロックチェーンのここがいい!
改ざんできない
ブロックチェーンの一連の流れの中をみても、絶対に改ざんしたことってばれますよね
「51%攻撃」っていうのがあって、理論上はこの51%攻撃をすることによって改ざんは可能なんだ。
低コストである
ブロックチェーンでは、その第三者の存在がないから手数料は極力小さいものになるんだ
しかもサーバーがダウンしたり、そのサーバーをハッキングされたら全システムが止まってしまうよな
ブロックチェーンはこんなことに応用される!
銀行業務
カレンちゃんはどんなときに銀行を使っている?
さっきも説明したが、ブロックチェーン上には常に残高が記録され続けているんだ。
この貸付は前回説明したスマートコントラクトを利用するんだ
そもそも銀行ほど中央集権なものはないしな。
投票システム
カレンちゃんは実際の投票に行ったことはある?
友達もめんどくさいから行かなくていいかなって言ってたんで、、、
しかもカレンちゃんのような若者世代はとくに投票に行く率が低いそうだ。
まずは今言ったようにスマートフォンでの投票が可能になる
従来の開票だと、人が枚数を数えていて時間もかかるし、数える人を雇うお金もかかってしまうんだ
数え間違いなんかもなくなりそうです!
芸術
不動産
不動産っていうのはいまだに紙での管理が主流だそうだ
めちゃめちゃ使えそうですよね
次に、不動産自体に目印のようなものをつけることによって所有権がわかりやすいものになるな
不正な取引がかなり減少するはずだ
第4回をまとめる
とくに
- ブロックチェーンってどうやって動いているのか
- ブロックチェーンはここがすごい
- ブロックチェーンはこんなことに応用されている
を学びました!
そのブロックチェーンがどんどん実生活に利用され始めている。
しかし当時はたいして認知もされてなかっただろうし、認知され始めると土台もできていないのにその上の部分の発展を急いでしまっていた
しかし仮想通貨の本質的な部分は投機ではなく実用にあるとここまでの記事を読んだ人ならわかるはずだ
それは義務なんだ。
仮想通貨を知る過程でブロックチェーンは必ず通る道であるといえるでしょう。
その本質に気づくことのできたカレンちゃんは今後どのような記事を書いていくのでしょうか。
コインインフォ編集部では、より善な社会を仮想通貨を通して目指して行きたいと思います。
次回は、仮想通貨を実際に保有するにはかかせない「ウォレット」について勉強していきたいと思います。
お楽しみに!
その話の中でブロックチェーンについて簡単に説明してもらったんですけどもうちょっと細かく教えてもらいたいです!