ビット編集長の初心者まるわかり講座 #02「第一次通貨革命」



前回でカレンちゃんはビットコインがどのように誕生したのかをビット編集長にわかりやすく教えてもらいました。

しかし前回のまとめでは「ビットコインがベストな通貨ではない」ということにも触れていましたね。

カレンちゃんはビットコインが「神」であることは少し理解したようですが、前回の最後からずっと「革命」という言葉が気になっていました。

今回はカレンちゃんがビット編集長に「第一次通貨革命」について質問したところから始まります。

ビット編集長の初心者まるわかり講座 #01「ビットコインは神である」

2018.11.30

第一次通貨革命ってなに?

カレンちゃん
編集長!第一次通貨革命について教えてほしいです!
ビット編集長
唐突だな。

第一次通貨革命の何を知りたいんだ?

カレンちゃん
何って、、全部が知りたいです!
ビット編集長
全部か、、
まずは第一次通貨革命の概要について話そう!
カレンちゃん
はい!お願いします!
ビット編集長
第一次通貨革命っていうのは、ビットコインの「通貨」としての面に着目して、それを改善する通貨がたくさん生まれた動きのことを言うんだ
カレンちゃん
あえて「通貨」を強調しているのは、ほかにも面があるってことですか?
ビット編集長
そうだな。

次回紹介する「第二次通貨革命」では、ビットコインの「プラットフォーム」であるブロックチェーンに着目しているからだ。

カレンちゃん
通貨っていうとモノを買ったり売ったりするときに使うイメージですね。

それ以外に通貨って言われてもパッとは思い浮かばないです。

ビット編集長
いまカレンちゃんが言ったモノを買ったり売ったりっていうのは決済機能といえるな。

それ以外にもビットコインの機能として改善が必要だといわれていたものがあるんだ。

カレンちゃん
その各機能面での革命があったんですね!
ビット編集長
その通り。今回は

  • 決済機能
  • 匿名性
  • 送金機能

の3つの機能の革命から第一次通貨革命をひも解いていこう。

カレンちゃん
お願いします!

決済機能革命

ビット編集長
まずは決済機能革命からだな
カレンちゃん
通貨として決済機能に問題があったらあんまりよろしくないような、、

ビットコインだとなにができなかったんですか?

うまくお金を払えないとかじゃないですよね?

ビット編集長
少し専門的な単語になるが

  • スケーラビリティ問題
  • トランザクション展性

の2つがビットコインの決済機能での問題点だ

先に結論を述べると、「ライトコイン」という仮想通貨の誕生がこの2つの問題点を解消したんだ

カレンちゃん
全く知らない単語です、、
わかりやすく解説してください、、
ビット編集長
じゃあまずこの2つの問題点の解説からしようか

スケーラビリティ問題

ビット編集長
この2つの問題点っていうのはどちらもブロックチェーンに記録が保存されていく過程で起きてしまうものなんだ
カレンちゃん
てことはブロックチェーンの仕組みをまず知らないといけませんね、、
ビット編集長
ブロックチェーンの仕組みはすごく複雑だから細かいところまでは今回は伝えないけど、おおまかに捉えてくれたら大丈夫

今回伝えたいのは、決済機能を改善したものが生まれたってことだからね

カレンちゃん
わかりました、、がんばります、、!
ビット編集長
ブロックチェーンっていうのは、取引のデータをブロックの中にどんどんしまっていって、そのブロックを鎖みたいにつなげていくものだってことは前回軽く説明したな?
カレンちゃん
はい!覚えてます!
ビット編集長
当然だがビットコインの取引っていうのは世界中で行われていて、すごい量の取引が毎分毎秒で発生しているんだ
カレンちゃん
それもなんとなくイメージできます!
ビット編集長
ブロックチェーンに使われているブロックは、俺たちが日常生活でも使う「箱」となんら変わりはないんだ

世界中で行われている取引のデータを紙きれだとしたら、その紙を箱にしまっている行為がブロックにデータを入れていることと等しくなる

カレンちゃん
なるほど、そんな感じなんですね
ビット編集長
その箱には世界中で行われた取引の結果が書いてある紙が入っているわけだが、もしかしたら性格の悪い人がうその取引を紙に書いてブロックに入れることも考えられなくはないだろ?
カレンちゃん
まあ私だった絶対にしないですけど、そうする人もいるかもしれないですね
ビット編集長
だから箱の中身がいっぱいになったらみんなでそれらの取引が正しいものなのかを確認するんだ
カレンちゃん
どうやって確認するんですか?
ビット編集長
鎖のようにブロックはつながっているだろう?

今回のブロックの一つ前のブロックと整合性があるかどうかを見るんだ

カレンちゃん
あんまりイメージできないです、、、
ビット編集長
たくさんの人の取引があるだろ?その中で仮にAさんに着目して考えてみよう。

一つ前のブロックでは、最終的に「Aさんは1000ドル持ってます」って書いてあったとしよう。

でも今回のブロックでは、「AさんがBさんに2000ドル送りました」っていう取引があったとしよう。

どう思う?

カレンちゃん
普通におかしいですよね?

1000ドルしかもっていなかったのに2000ドルいきなり送るなんて、嘘ついてますよね。

ビット編集長
そう、おかしいよな。
それが整合性をとるっていうことなんだ。
カレンちゃん
なるほど!
ビット編集長
ビットコインのブロックチェーンていうのはたくさんの人がそういう風に整合性をとってはじめてブロックが鎖としてつながっていくものなんだ

たくさんの人がそのブロックの中にあるデータが正しいと承認することで簡単には改ざんできない、強いセキュリティを誇っているんだな

カレンちゃん
でもそんなにたくさんの人が承認の作業をしないといけないってことはものすごく時間がかかりそうですよね
ビット編集長
そう!まさに今回のスケーラビリティ問題はその承認作業の時間のかかり具合がポイントなんだ
カレンちゃん
(当たってた、、、!)
ビット編集長
さっきも言ったが、ビットコインでの取引は世界中で毎分毎秒行われているんだ

その数っていうのはとても測り知れないもので莫大な量だってことはわかるな?

カレンちゃん
はい、わかります
ビット編集長
当然、箱に入る紙の量も決まっているから、必要な箱の数もどんどん増えていくよな?

でも、箱をつなげるのには時間がかかる。

カレンちゃん
承認作業に時間がかかるからですよね
ビット編集長
そうだ。そうすると箱に入るのを待っている紙がどんどん増えていって承認にかかる時間が長くなってしまう。
カレンちゃん
それがスケーラビリティ問題ってことですね

スケーラビリティ問題とは!?価格への影響の仕組みを解説

2018.08.15

トランザクション展性

ビット編集長
次はトランザクション展性だな
「トランザクション」「展性」はそれぞれ意味はわかるか?
カレンちゃん
トランザクションはわからないですけど、展性はわかります!

中学生の時に金属の性質で「延性展性」を勉強しました。たしか金属は「引っ張って伸び」「叩いて広がる」っていう性質だったと思います!

ビット編集長
すばらしい。よくわかってるな。

トランザクションはさっき出てきた、取引データのことを指すんだ。

カレンちゃん
(褒められた!?)

ということはトランザクションを叩いても広がるってことですか?

ビット編集長
だいたいあっているな。

もっと言うと「トランザクションの内容自体は変わらないが見た目は変わってしまう」っていう感じだな

カレンちゃん
具体的にはどういうことですか?
ビット編集長
さっきも言った通り、トランザクションは取引データのことを指すんだ。

取引は、ものを「渡す側」と「受け取る側」がいないと成り立たないのはわかるな?

カレンちゃん
それは当たり前ですよね
ビット編集長
その二者のデータがあって初めてトランザクションと呼ばれ、そのトランザクションは特別な暗号を使って暗号化されて、その暗号をIDと呼ぶんだ。

そのIDがブロックの中にしまわれていく感じだな。

カレンちゃん
なるほどなるほど
ビット編集長
そして今回の問題点が出てくる。
その二者のデータは書き換えが可能なんだ。

その書き換えっていうのも、実際の取引内容は変えずに言い回しを変えることができるのが問題点にある。

カレンちゃん
言い回しを変えることになんの問題があるんですか?

結局届くのなら一緒な気がしますけど、、、

ビット編集長
トランザクションの暗号化によって出てくるIDは、言い回しが変わるだけで全く別のIDが生成されてしまうんだ

実際に承認作業が行われるときには、取引内容には問題はないからその「別のID」がブロック内にしまわれる。

ここでポイントなのは、受け取り側がIDを変えても渡す側が気づかない点にある。

カレンちゃん
じゃあ、ブロックにIDが入るときには渡す側の知っているIDとは別のIDが入っていくってことですよね?

渡す側は送れなかったっていうふうに勘違いしてしまいますよね

ビット編集長
その通り。だから受け取る側は届いてないことを装って、渡す側に「もう一回送ってほしい」と言って再送させることができてしまう。

これはいわゆる二重取引って言われていてこれを引き起こしてしまうからトランザクション展性がよくないといえるな。

カレンちゃん
「トランザクション展性」の意味が理解できました!

Segwitを理解するために。トランザクション展性を徹底解説

2018.09.19

ライトコインが革命を起こす

カレンちゃん
じゃあライトコインは、「決済の承認スピードが速くなって」、「IDを変えることができない」仮想通貨ってことですね
ビット編集長
まずブロックを作る時間がビットコインと比べて約1/4になったんだ。

ビットコインがだいたい10分だからライトコインは2.5分ってことだな

カレンちゃん
1/4ってすごいですね!なんか特別なシステムが入っているんですか?
ビット編集長
ライトコインにはsegwit(セグウィット)っていう機能が使われているんだ

簡単に言うと、トランザクションをぎゅっと圧縮する機能なんだ

トランザクション自体を小さくすることによって、ブロックの中にたくさんトランザクションを入れられるから時間の短縮になる。

カレンちゃん
セグウィットはトランザクション展性への耐性はないんですか?
ビット編集長
むしろそっちがメインになってくるな

ぎゅっと圧縮されているからこそデータを書き換えることができなくなったんだ

カレンちゃん
セグウィット最強じゃないですか!
ビット編集長
そう、だからライトコインはビットコインの決済機能を大きく変えた。決済機能革命だな。

ライトコイン(Litecoin/LTC)の機能性と実用性から将来性を読んで見る

2018.03.06

匿名性機能革命

ビット編集長
次はビットコインの匿名性に対しての革命だな。
カレンちゃん
ビットコインの匿名性って低いんですか?
ビット編集長
高くはないな。まず、ビットコインのブロックチェーン上では全取引を見ることができるんだ。

どのアドレスからどのアドレスにビットコインが渡されたかっていうのがすべてわかるようになっている

カレンちゃん
ええ!?もはや丸見えじゃないですか!

なにを買ったのかとかがわかっちゃうってことですよね?

ビット編集長
まあそうなるな。
ただし、わかるのはアドレスであってそのアドレスが誰なのかまではわからないんだ。
カレンちゃん
逆に言ったらアドレスがわかったら全部ばれてしまうってことじゃないですか!

だから匿名性は高くないって言ったんですね。

ビット編集長
そうだ。個人のプライバシーを守るために生まれたのが匿名性通貨で、初めて誕生した匿名性通貨が「Bytecoin(バイトコイン)」だ。
カレンちゃん
なるほど!これが匿名性革命ですね!
ビット編集長
バイトコインに引き続き、「Monero(モネロ)」や「DASH(ダッシュ)」といった匿名性通貨も誕生した
カレンちゃん
一個気になったんですけど、匿名性ってことはだれが何をしているのかわからない状況が生まれてるんですよね?

すっごく犯罪に使われそうな気もします、、、

ビット編集長
鋭いな。まさにその通りで、匿名性通貨のデメリットが「犯罪につながる危険性がある」っていうものだ。

これに関しては世界中で話し合われるほどの問題で、日本では実際に「取引記録が追跡できない匿名性通貨に対して取扱を禁止する」ていう規制が敷かれているんだ。

カレンちゃん
今後どうなっていくのかも気になりますね、、

送金機能革命

カレンちゃん
最後は「送金機能革命」ですか
ビット編集長
カレンちゃんは海外の人にお金を送ったり送られてきたりっていう経験はある?
カレンちゃん
いや~したことないですね
ビット編集長
海外にお金を送るのって時間もかかるし手数料もけっこうな値段をするんだ。

実際にビットコインの誕生でそれらはかなり改善された。

でも、やはりビットコインの決済でも10分はかかってしまうように、送金においても10分はかかってしまう。

カレンちゃん
だから送金時間を短縮するような通貨が誕生したってことですね!
ビット編集長
送金特化型仮想通貨として「リップル(Ripple/XRP)」が生まれた。

もともと10分かかっていた送金を、このリップルは4秒でできるようになったんだ。

カレンちゃん
それは国内外問わずですか?
ビット編集長
もちろん。仮想通貨に国境なんて存在しないからな。

リップルは法人向けに開発されたもので、個人向けにはステラー(Stellar/XLM)という送金特化型仮想通貨も誕生したんだ。

カレンちゃん
どうやってそんなに速い送金が可能になったんですか?
ビット編集長
簡単に説明すると、ビットコインがブロック生成を承認するにはたくさんの人がそのブロックの整合性があっているかを確認する必要があった。

しかしリップルでは、その承認する人の数を極力小さくすることで高速で承認できる仕組みをつくったからだな。

カレンちゃん
何人かの役員で決めるより社長が一人で決めたほうが早く決まるのとおなじことですね
ビット編集長
まさにその通りだな
カレンちゃん
これが送金機能革命なんですね

リップル(Ripple/XRP)がxRapidの商用利用を開始。何がすごいのかを徹底解説!

2018.10.02

第2回をまとめる

カレンちゃん
今回教えてもらったのは第一次通貨革命についてでした!
その内容は

  • 決済機能革命
  • 匿名性革命
  • 送金機能革命

の3つでした!

ビット編集長
この第一次通貨革命について説明したのは、多様な仮想通貨の発展の軸にはビットコインがいて、「ビットコインが神である」ということを理解してもらうためだ。
カレンちゃん
通貨としてのビットコインは完全ではないですけど、それを改善するためにさまざまな通貨が誕生したことを理解しました!
ビット編集長
次回の第二次通貨革命では、プラットフォームとして仮想通貨が進化していった過程を解説するつもりだ。

未来を見据えたときに、新たな基盤として仮想通貨のシステムが必要になってくる。

ブロックチェーンに無限の可能性を感じたある男の話がメインだな。

カレンちゃん
めちゃめちゃ気になります!

通貨革命の半分の説明が終わりましたね。

第3回では、まさしく革命といえるイーサリアムの誕生の経緯から今後の発展について考えていきましょう。

次回をお楽しみに!

ビット編集長の初心者まるわかり講座 #03「第二次通貨革命」

2018.11.30




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