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第5回「国際パブリックブロックチェーン技術評価指標」を発表
中国行政機関である中国情報産業省電子情報産業発展研究院(CCID:China Center for Information Industry Development)
による9月分となる第5回「国際パブリックブロックチェーン技術評価指標」を発表しました。
国際パブリックブロックチェーンの格付けとは
2018年の5月に第1回「国際パブリックチェーン技術評価指標」を公開されました。
毎月一度格付けを発表しています。
この格付け評価では世界の主要なパブリック・ブロックチェーンを対象に以下の三つの項目により評価されます。
- 基礎技術
- 応用性
- 革新性
順位は各指数の合計値によって決定されます。
第5回「国際パブリックブロックチェーン技術評価指標」のランキング
プロジェクト名 | 総合順位 | 基本技術 | 応用性 | 革新性 | 総合点 |
---|---|---|---|---|---|
EOS | 1位 | 100.9 | 17.6 | 26.9 | 145.5 |
Ethereum | 2位 | 77.8 | 28.7 | 27.3 | 133.8 |
Bitshares | 3位 | 86.6 | 11.9 | 10.7 | 109.3 |
NEO | 4位 | 71.5 | 26.5 | 9.8 | 107.9 |
Steem | 5位 | 85.8 | 8.8 | 12.9 | 107.5 |
Nebulas | 6位 | 72.4 | 25.6 | 8.9 | 106.9 |
GXChain | 7位 | 76.2 | 18.0 | 11.7 | 105.9 |
Komodo | 8位 | 73 | 15.3 | 15.1 | 103.5 |
Lisk | 9位 | 67.3 | 18.6 | 17.4 | 103.2 |
Qtum | 10位 | 64.1 | 22.3 | 16.8 | 103.2 |
ランキングは以上のようになっています。
10位以下のその他のプロジェクトは以下のようになっています。
Stellar | 12位 |
---|---|
Cardano | 13位 |
XRP | 15位 |
Bitcoin | 16位 |
IOTA | 23位 |
NEM | 33位 |
となっています。
イーオス(EOS/EOS)とイーサリアム(Ethereum/ETH)の順位を細かく見てみる
プロジェクト名 | 総合順位 | 基本技術 | 応用性 | 革新性 | 総合点 |
---|---|---|---|---|---|
EOS | 1位 | 100.9 | 17.6 | 26.9 | 145.5 |
Ethereum | 2位 | 77.8 | 28.7 | 27.3 | 133.8 |
イーオスとイーサリアムでは基本技術ではイーオスの方が評価されます。
基本技術が反映されるところはわかりやすいところであれば取引の処理速度です。
イーオスは一秒間に数百万件でイーサリアムは一秒間に15件と大きな差があります。
応用性ではEthereumが評価されています。
イーオスもイーサリアム分散型アプリケーションプラットフォームとして活躍していますが、開発環境に差があることを示してます。
やはりイーサリアムは開発環境が整っているため多くのDAPPSの開発に利用されています。
革新性はどちらのプロジェクトも評価されています。
ヴィタリック・ブテリン氏がジーキャッシュ(Zcash/ZEC)とのインタビューでイーオスを批判
イーサリアムの共同設立者のビタリック・ブテリン氏が今月半ばに行われたジーキャッシュとのインタビューの中でイーオスのシステム上の欠点を指摘しました。
イーオスをの取引の承認などを代表で行う21個のノードを決める投票で一番投票数が多いのはbitfinexだ。
全てのイーオスをトークンの1.8%以上を保有することで結果的に代表者としての権利を得ることができる。
そして代表者になることで与えられる年1%の利子を享受することができる。
つまり本来は取引の承認を行う人が分散するべきであるが、ある特定のコミュニティが多くのトークンを保有することで、承認者に偏りが生じていると指摘している。
したがってbitfinexはトークンを多く保有しているため、投票権を得ることができ自らを承認者として選ぶことができるということ
第5回「国際パブリックブロックチェーン技術評価指標」まとめ
第5回「国際パブリックブロックチェーン技術評価指標」では仮想通貨のプロジェクトを「基礎技術」「応用性」「革新性」で評価していました。
この評価は時価総額では表すことができない仮想通貨プロジェクトの可能性を表しています。
なぜこのような評価をされてるのか?を考えるには仮想通貨プロジェクトの理解を進める必要があります。
その仮想通貨プロジェクトの理解を進めることで、より自分の意志で仮想通貨を保持することができるようになります。
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