バイナンスコインの特徴とは?今後の価格、将来性や実用性を考察!



世界最大の仮想通貨取引所、バイナンス(Binance)では、独自取引所トークンであるバイナンスコイン(BNB)を発行しています。

バイナンスが分散型取引所(DEX)のサービスを開始することを皮切りに、バイナンスコインの実用性がさらに高まることは間違いありません。

本日は、これまでのバイナンスコインを振り返りつつ、バイナンスコインの今後の実用性について紹介していきます。

バイナンスコイン(BNB)とは

まずは「バイナンスコインってなに?」というあなたに向けて、

  • バイナンスコイン(BNB)の基本情報
  • バイナンスコイン(BNB)の特徴

について紹介します。

バイナンスコイン(BNB)の基本情報

バイナンスコインは、世界最大の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)で扱われている、取引所トークンです。

現在では多種多様な取引所トークンが発行されていますが、バイナンスコインは取引所トークンの中でも別格の存在。

2018年10月現在、仮想通貨の時価総額ランキングでは第14位で、他の取引所トークンに圧倒的な差をつけています。

バイナンスコイン(BNB)の特徴

バイナンスコインの特徴として、

  • 定期的にバーンされる
  • バイナンスでの取引時に手数料が割引される
  • 新規上場銘柄を決める投票権を得られる

があります。簡単に紹介していきます。

まずは定期的なバーンについて。

バイナンスでは出た利益の20%分のバイナンスコインを買い戻しすることで、市場に流通しているバイナンスコインの枚数を減らし、焼却する(バーン)といったことを行っています。

こういったバーンをすることで、バイナンスコインの希少性が高まり、バイナンスコインの価値・価格が上昇します。

バーンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しています。

仮想通貨のバーンとは!?価格への影響と情報入手方法

2018.06.28

手数料割引について。

仮想通貨の取引所では、通貨をトレードする際に、取引手数料が回収されています。
バイナンスではそもそもの取引手数料が0.1%と、かなり安いのですが、取引手数料をバイナンスコインで支払うことで、手数料の支払いが割引されます。

大きな金額をトレードする際には、手数料が大きい取引所でトレードするとダメージが大きいです。
取引手数料の割引はユーザーからの反響も大きく、これをきっかけにバイナンスの知名度は高まりました。

手数料を慈善事業に寄付しているというのも非常に魅力的です。

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2018.10.28

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2018.10.08

最後に、新規上場銘柄の投票権について。

バイナンスでは「Community Coin of the Month」といったイベントを行っています。

これは何かというと、

  • バイナンスが新規上場予定銘柄を公開
  • バイナンスコイン(BNB)を使って、投票できる
  • 1位を取った通貨はバイナンスに無料で上場できる

といった上場通貨を投票で選ぶイベントです。

バイナンスに上場することで、その通貨の知名度が一気に広がることから、その通貨の熱狂なファンが投票します。イメージするのが難しい人は、「推しメンAKBに投票する」ようなものだと考えて頂ければ大丈夫です。

バイナンスコイン(BNB)の将来性、実用性を考察

バイナンスコインは、代表的な取引所トークンとしてその存在感を示していました。

バイナンス取引所ができて1年経過したいま、バイナンスコインの将来性、実用性を検討するために、

  • 取引所トークンとしてのバイナンスコイン(BNB)
  • 分散型取引所DEXとしてのバイナンスコイン(BNB)
  • バイナンスコイン(BNB)の実需面

について見ていきます。

取引所トークンとしてのバイナンスコイン(BNB)

バイナンスコインが発行された当初は、「取引所トークンってなに?」といった印象で、そんなにパッとしなかったことを思い出します。

しかしこのバイナンスコインを使うと、バイナンスでの取引手数料の割引を受けることができるという取引所が発行しているトークンを使った業界初の試みで、2017年の暮れ頃から非常に注目を集めました。

実際のところ、手数料割引は実需面で非常に評価を受け、バイナンスが仮想通貨界隈でのポジションを確立するのに一役買ったのは確かだと思います。

現在でも取引手数料割引は適用されており、実需面では申し分がないです。しかし、バイナンスはさらにサービスを広げ、バイナンスコインをより使いやすく便利なトークンにすべく邁進しています。

分散型取引所DEXでのGas代としてのバイナンスコイン(BNB)

バイナンスでは現在、分散型取引所DEXの開発に注力しています。

このDEXは使用するのに、システム使用料としてGas代というものが必要です。
そのGas代としてバイナンスコインが必要になる模様。

バイナンスが分散型取引所になると、取引所を管理する人がいなくなるので、人件費を抑えることができます。
なので、結果的にシステム手数料も低くなり、ユーザーにとっても利便性が向上します。

分散型取引所(DEX)についてもっと知りたい!という方は以下の記事もご覧ください。

リンク(私が以前書いた記事)

実需としての旅行決済サービスに参画

バイナンスでは、バイナンスコインの実用性を高めていくために、様々なサービスに参画しています。

たとえば最近では、旅行決済サービスを提供している「TravelbyBit」と提携をはじめました。
これはTravelbyBitでの支払いがBNBでできるというものです。

日本での仮想通貨決済だと、ビットコインやビットコインキャッシュ、ネム、モナコインなどが有名だし、これらの通貨に対応しているお店やサービスは多いです。

しかしこれまではバイナンスコイン(BNB)に決済対応しているお店やサービスはあまりなかったので、TravelbyBitとの提携は画期的であるといえます。

バイナンスの最近の動きを見ていると、「バイナンスコインに実用性をもたせるフェーズ」に移行していると感じました。バイナンスの動きには目が離せません。

バイナンスとTravelbyBitの詳細については以下の記事で紹介しています。

バイナンスコイン(BNB)が実用的に!バイナンス(Binance)が決済サービス企業との提携を発表

2018.10.04

今後のバイナンスコイン(BNB)の実用性と将来性はあるか

これまでのバイナンスコインは、

  • 他の通貨と比べて、実需、実用性に乏しい
  • 投機目的での取引が多い

といった通貨でしたが、今後は大きく変わっていきます。

  • バイナンスが分散型取引所DEXを開発
  • DEXでのGas代としての実需ができる
  • バイナンスコインが広がることで、実需と結びつきやすくなる

このように、バイナンスが分散型取引所DEXを設立することを機に、バイナンスの実用性は高まっていくことが期待できます。

 

バイナンスコイン(BNB)の価格推移

バイナンスコインの

  • これまでの価格推移
  • バイナンスの取引所としての価値との連動

といった、歴史とその特徴を見ていきます。

これまでのバイナンスコイン(BNB)の価格推移

バイナンスコインのこれまでの価格推移をチャートを見て確かめてみます。
バイナンスコインの過去チャート

黄色の線はビットコイン建てのバイナンスコインの価格、緑色の線は、USD(米ドル)建てのバイナンスコインの価格を示しています。

このチャートをみると分かる通り、バイナンスコインの米ドル建て価格は、2018年1月に最高値を迎え、その後Zaifのハッキングを機に価格が下がり続けています。

その一方で、ビットコイン建のバイナンスコイン価格を見てみると、現在の価格は、1月のバブル期の値段とほぼ一致しています。

つまり、「バイナンスコインの価値は仮想通貨の枠組みではいまだに健在だけれども、仮想通貨全体の市場規模が縮小してきているので、米ドル建てでの価格は下がり続けている」ということになります。

なので、バイナンスコインの評価は価格の面から判断しても上々だと言えます。

バイナンスの価値とバイナンスコイン(BNB)の価格は連動する

バイナンスコインは、バイナンス取引所での使用目的がメインだったことから、「バイナンスの価値・評価」と非常によく連動していました。

大手取引所バイナンスの名声が高まった12月頃から、バイナンスコインの価格は急上昇し、これまで海外取引所を使ったことのなかったユーザーが海外取引所を使いだすきっかけにもなったと思います。

「バイナンスの今後に投資したい」といった目的でバイナンスコインを保有している人もいることから、バイナンスへの期待がかなり高いものだとうかがえます。

これからのバイナンスコイン(BNB)の価格予想

バイナンスコインの米ドル建て価格、ビットコイン建て価格はどちらも今後上昇していくと期待しています。

その理由は、

  • 仮想通貨市場復活時にNo.1の取引所はバイナンスのままの可能性が高い
  • バイナンスコインは分散型取引所のキーとなる
  • バイナンスはバイナンスコインの価格が上昇する施策を打ち出してくるはず

だからです。

現状ではバイナンスは取引所としてのクオリティが高く、ユーザー目線で見ても優良取引所です。

Zaifでのハッキング事件を機に仮想通貨市場から資金は抜けてしまいましたが、ブロックチェーン技術は革命的な技術なので、また仮想通貨市場に資金が戻ってくる可能性は大いにあると思います。

またそうなったときにバイナンスは、バイナンスコインを利用した利便性の追求や、バイナンスコインの価格上昇策を打ち出してくるはずです。
なぜならバイナンスコインの価格が上昇することは、バイナンスの価値が高いことを表し、さらにバイナンスの直接の利益となるからです。

今後のバイナンスコインの価格動向にも注目していきたいと思います。

バイナンスコイン(BNB)の購入方法

バイナンスコインは海外取引所のバイナンスで購入することができます。

他にも

  • EterDelta
  • HitBTC
  • IDEX

などでもバイナンスコインの取引自体はありますが、流通量はかなり少ないです。

取引所であるバイナンス自体には

  • 世界最大の取引量
  • 有望通貨を多数取り扱っている
  • セキュリティが高い

といった特徴があります。

ハッキング被害が相次いでいる昨今、取引所でのハッキング対策の重要性は日々高まっています。
事実、バイナンスではハッキング疑惑がありましたが、念入りなハッキング対策のおかげでそのピンチを回避しました。

【神対応】バイナンスのハッキング疑惑とその対応を見る

2018.04.12

他の取引所と比べて、実用性が高く、かつ安心安全な取引所ですので、まだ開設していないひとは是非登録を済ませておくことをオススメします。

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