ソフトバンクグループの株主総会で孫正義会長兼社長は6月20日、現状の仮想通貨に対して否定的な見解を示しました。
孫正義氏の仮想通貨とブロックチェーンへの見解
孫氏は、6月20日に行われた株主総会で仮想通貨の取り組みに関する質問に次のように答えました。
ブロックチェーンを使った通貨は、実態よりも投機的な価値が先行している。
技術そのものはまだ始まったばかりだ。
一方で、ブロックチェーン技術は使っていく考えを明らかにしています。
孫氏は、「ブロックチェーンはまだ始まったばかりの技術」と言及し「ブロックチェーンなどを使った技術に取り組んでいる」と発言しています。
実際にソフトバンクは5月、ブロックチェーンベースの高いセキュリティをもった認証技術を、アメリカのスタートアップ企業クラウド・マインズ・テクロノジーと共同開発したと発表しています。
大物IT起業家の仮想通貨への見解
中国大手Eコマース企業アリババのジャック・マーCEOは、ビットコインについて批判的な見解を述べています。
ジャック・マー氏
「ビットコインは全く気にしていない。ビットコインはバブルだ」
ジャック・マー氏の仮想通貨とブロックチェーンへの詳しい見解はこちらの記事を参考にしてください。
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は、2018年5月にCNBCの番組でビットコインについて批判的な見解を示しています。
ビル・ゲイツ氏
「ビットコインは非常に愚かな投資であり、もしするなら空売りする」
一方、フェイスブックのザッカーバーグCEOは、2018年1月に自身のフェイスブックで仮想通貨について肯定的な見解を示しています。
ザッカーバーグ氏
「仮想通貨は権力を人々の手に戻す。仮想通貨などの新技術を研究し、フェイスブックのサービスにどう活用できるか検討する」
大物IT起業家の仮想通貨への見解をまとめてみた
孫氏は、仮想通貨が投資目的となっていることを批判しており、仮想通貨業界が目指している未来を否定してはいません。
ビル・ゲイツ氏も孫氏と同様に、仮想通貨投資に否定的見解を示しているにすぎません。
仮想通貨業界が目指すビジョンや、それを支えるブロックチェーン技術には肯定的見解が多くみられています。
仮想通貨が投資目的ではなくなったときに、私たちは仮想通貨の本当の素晴らしさを実感できるのかもしれません。
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