中国版イーサリアムと言われているNEO(ネオ)の特徴やニュースから見る将来性まとめ



「Chinese Ethereum(中国版イーサリアム)」や「Ethereum’s killer(イーサリアムの殺人者)」との異名を持つNEO(ネオ)。

イーサリアムを超える可能性のある仮想通貨として中国のみならず、世界中から注目を浴びています。

今回はそんなネオの特徴を始め、最新ニュースから見る将来性を考察していきます。

仮想通貨NEOの概要や特徴まとめ

ネオの創業者はDa Hong Fei氏で、中国で誕生しました。
元々は、Antshares(アントシェアーズ)という名前でしたが、2017年6月に現在の名称であるNEO(ネオ)に改名されました。

2015年にICOを行い、2016年8月に取引所に上場し、2018年5月2日時点で時価総額順位11位にまで価格を上げています。

ネオは、中国初のパブリックブロックチェーンを採用しています。
パブリックブロックチェーンとは、中央管理者が存在せず、不特定多数の参加者が取引承認を行うという仕組みです。そのため、ネオそのものがプラットフォームとして様々なシステムの土台として形成されています。

ネオが「中国のイーサリアム」と呼ばれる理由は、スマートコントラクト機能を備えているからで、スマートコントラクトを用いて、分散型ネットワークで「スマートな経済」を目指しています。

そしてネオの特徴として大きいのは

  • DBFTなど独自の技術を築いている
  • 処理能力が高い
  • プログラミング言語が豊富

以下詳しく解説していきます。

DBFTなど独自の技術を築いている

ネオはDBFT(ビザンチ耐障害性システム)と呼ばれる独自のコンセンサス・アルゴリズムを用いています。

DBFTとは
ブロックの信用性を確認する複数のブックキーパー(代表者)が存在し、ブロックに裏切りがないか確認した上でブロック生成を行います。
ブックキーパーは信用度と評価が高い者(コンピューター)が選ばれ、ブロックチェーン上で監視されています。
さらに、ブロック生成も投票により66%以上の賛成を得ることで承認されます。このようにして、不正を防ぐブロック承認法を採用しているのです。

DBFT以外にもネオはNeoX(クロスチェーン相互運用性契約)、NeoFS(分散ストレージプロトコル)、NeoQS(反量子暗号メカニズム)など多くの独自技術を持っています。
また、スマートコントラクトを始め、Augur(オーガー)などの予測市場やソーシャル・ネットワーキングなど話題のシステムをネオのプラットフォームで実装可能です。

処理能力が高い

コンセンサス・アルゴリズムをDBFTを利用していることで処理能力が高いこともネオの特徴の一つです。
イーサリアムが1秒間における取引処理能力が15件に対し、ネオは1秒間におよそ1000件もの取引を処理することが可能です。

イーサリアムの66倍の処理能力の高さとなります。

プログラミング言語が豊富

イーサリアムがSolidityと呼ばれる独自言語を扱っているため、開発者にとっても難解であり学習コストがかかります。
それに対し、ネオは「Java、.NET、Python、C、C#、C++」等多彩なプログラミング言語が使用可能となっているため、開発者にとって理解しやすく、より多くの開発者の参加が見込まれます。

このように、ネオは機能的にイーサリアムより優れている点が多く見つかります。これが「イーサリアムの殺人者」と呼ばれる所以となっているのです。

通貨名 NEO(ネオ)
通貨略号 NEO
総発行枚数 1億NEO
コンセンサス・アルゴリズム DBFT
時価総額順位 11位(2018年5月3日時点)

仮想通貨NEOと燃料GASの関係性

ネオのプラットフォームでは2種類のトークン、NEO(略称NEO)とNeoGas(略称GAS)が存在します。

NEOはプラットフォームとして機能する通貨であるのに対し、GASはNEOのプラットフォーム上のシステムを動かすための燃料のような役割を担います。

詳しくは「仮想通貨NeoGASとは?」で後述します。

仮想通貨NEOの今後についてSNSでの動向


ネオの高騰が期待されています。


現在時価総額順位第2位であるイーサリアムをも抜きそうな将来性と機能性のポテンシャルを持つネオ。今後に期待できますね!

仮想通貨NEOの価格推移とニュースまとめ

日付 2017年9月4日
価格 約1908円
ニュース 中国がICO規制によりネオ大暴落

世界でも有数の仮想通貨市場である中国でICOを行うことを禁止することを発表しました。
それにより仮想通貨が禁止されたという噂が広がり、混乱を招きました。中国発の通貨であるネオがこの日大暴落し、前日の3日には約3500円だったのに対し4日には約1908円にまで値を下げるという大暴落が起きました。

日付 2017年11月20日
価格 約4300円
ニュース ネオがマイクロソフトとともに開発者向けトーナメントを開催

マイクロソフロト社はネオと共同で開発者向けトーナメントを開催しました。受賞者には報酬が与えられたようです。新しいシステムが生まれる足掛けとなるといいですね。

日付 2018年1月15日
価格 約19300円
ニュース オランダ大手通信会社KPNがネオのノードのホストを務める

KPNがネオのノードをサポートしてネオを支持することを表しました。このことにより、他の仮想通貨が暴落傾向にあるにもかかわらず、ネオが高騰しました。

仮想通貨NeoGAS(ガス)とは?

GASはNEOのプラットフォー上のシステムを動かすための燃料のような役割を担っているトークンです。

GASの特徴

  • プラットフォームの機能の為の燃料
  • ブックキーパー(代表者)へのインセンティブ
  • ネオ保有の配当としての役割

GASは、ネオの取引でブロックが生成されるたびに、新しいGASが生成されます。
1年目にGASの16%、4年間で52%、12年間で80%が生成される予定となっています。計算通りいけば、発行上限枚数の1億GASには22年後に達する予定です。

ネオの生成に不可欠であることから、ネオの需要が高まるにつれ、GASの価値も上がると考えられます。

通貨名 GAS/NeoGAS(ネオガス)
通貨略号 GAS
総発行枚数 1億GAS
時価総額順位 70位(2018年5月3日時点)

イーサーリアムとNeoGASの違いとは?

イーサリアムではプラットフォームを機能させる燃料としてether(イーサ)が利用されます。

イーサリアムのetherとNeoGASは何が違うのでしょうか?
大きな違いは「GAS」という通貨の存在の有無にあります。

通貨の有無に関連して、イーサリアムはETHを使ってetherで取引をします。一方、ネオはGASを使ってネオトランザクションを完了します。

保管するだけで暗号通貨のGASがもらえるウォレットNeon

NeonウォレットはNEO保有数に応じてGASの配当が得られます。つまり、NEOを保管しておくだけで資産が増えていくということです。これは使わない手はないですね!

では、一体どれくらいのGASがもらえるのでしょうか?そこで便利なのがNEOTOGASというサイトです。所有ネオの数量を打ち込むだけで、GASの配当計算をしてくれます。

仮想通貨NEO購入方法とおすすめの取引所

ネオはまだ国内取引所には上場していません。なので、海外取引所にて購入する必要があります。

ネオを購入できる海外取引所は

  • Binance
  • Bittrex
  • Bitfinex
  • HitBTC

などがあります。

特に最近も仮想通貨格付けを行ってるWeiss Ratingsが大きく評価している通貨の一つなので、要チェックです。

Weiss Ratingsが3種類の通貨を称賛、別通貨には注意喚起も

2018.05.08

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