トルコとアルゼンチンで、SMS(テキストメッセージ)でビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)の送金が可能になったことをAMB CRYPTOが18日に報道しました。
CoinText is now available in #Turkey
Instantly send #BitcoinCash to your friend's phones or to $BCH addresses using SMS messages!
Live in Turkey?
Text BAŞLA to 908505400651
— CoinText (@CoinText) 2018年10月16日
CoinText is now available in #Argentina
Instantly send #BitcoinCash to your friend's phones or to $BCH addresses using SMS messages!
Live in Argentina?
Text BCH INICIAR to 11011
— CoinText (@CoinText) 2018年10月17日
現在、トルコとアルゼンチンは経済危機に直面している最中です。そのため、法定通貨から仮想通貨への資産の逃避が促進されています。
今回、CoinTextが両国で利用可能になったことで、ビットコインキャッシュの保有が促進される可能性が高くなっています。
目次
CoinText(コインテキスト)とは何か?
CoinTextとはSMS(テキストメッセージ)だけで仮想通貨を送金できるサービスのことです。
CoinText公式ツイッターに、CoinTextの概要がわかる動画がのっていましたのでぜひご覧ください。
Send and receive #BitcoinCash without Internet. Transact any amount of $BCH with any phone in the world for pennies! https://t.co/Mxo1KRmcJY pic.twitter.com/pKsRBkpEJx
— CoinText (@CoinText) 2018年3月26日
CoinText(コインテキスト)の概要を説明する
CoinTextでは、自身の携帯電話番号と仮想通貨のウォレットが紐づけされるようになっており、送信したい仮想通貨の金額と、送信先にあたる電話番号を入力するだけで簡単に送金できるようになっています。
送金にあたりSMSを利用するのでインターネットを利用する必要がない他、SMSはどの携帯電話にも標準搭載されているため、新たにアプリをダウンロードする必要がありません。
さらに言えば、SMSはガラケーにも搭載されているのでスマホでなくても送金が簡単にできるような仕組みとなっています。
現在、CoinTextは以下の地域で利用できます。詳細はCoinText公式から確認できます。
CoinText(コインテキスト)のメリットとは?
CoinText最大のメリットはガラケーさえ保有していれば自由に送金、受け取りが簡単にできる点にあります。
またインターネットを必要としない点も大きなメリットであります。
そのため、銀行口座やインターネットに接続する手段を持たないアンバンクドの人々であっても仮想通貨を利用することができるのです。
CoinTextの詳しい解説はこちらの記事でしていますので、ご覧ください。
CoinText(コインテキスト)にライトコイン(Litecoin/LTC)とダッシュ(Dash/DASH)が追加される
"The #Dash and #Litecoin communities have been asking for this service for a while. We're positioned to deliver a well-tested product before anyone else."
CoinText adds support for $LTC and $DASHhttps://t.co/8ZpSfj3rz6
— CoinText (@CoinText) 2018年9月26日
今までCoinTextはビットコインキャッシュのみに対応していましたが、2018年9月下旬より新たにライトコイン(Litecoin/LTC)とダッシュ(Dash/DASH)にも対応しました。
これにより、ライトコインやダッシュもCoinTextで送金を行えるようになります。
CoinTextの創業者であるVin Armani氏は「最終的に人々が、仮想通貨を現金のように使うことに力を入れていきたい」と仮想通貨のさらなる普及を目指していく旨を述べています。
CoinText(コインテキスト)がトルコとアルゼンチンで利用可能になる
CoinTextがトルコとアルゼンチンで利用可能になりました。国内だけでなく国外の番号とも取引ができます。
なぜCoinText(コインテキスト)がトルコとアルゼンチンで導入されたか
トルコとアルゼンチンでは、米ドルに対する法定通貨の価値が昨年と比較して半分ほどに下落しています。
トルコとアルゼンチンの詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
法定通貨の価値が落ちた結果、両国内では法定通貨を仮想通貨に交換する動きが進んでいます。
世界銀行のと最新のデータによると、全人口に対するインターネットユーザーの割合はアルゼンチンが70%、トルコが64%となっています。
SMS(テキストメッセージ)を使って電話番号のみで仮想通貨を送金できれば、非インターネットユーザーの仮想通貨保有を促進できる可能性があります。
CoinTextのインターネットがなくても送金できるというメリットを活用し、両国内での経済を活性化することが期待されています。
CoinText(コインテキスト)は経済危機を救う手段になる
CoinTextは銀行口座やインターネットに接続する手段をを持たない人々であっても仮想通貨を利用することができます。
経済危機に直面している国では、法定通貨の価値が落ちているため、仮想通貨の需要が高くなります。実際にトルコとアルゼンチンでは、法定通貨から仮想通貨に資産を移している人が増えています。
仮想通貨の需要が高くなると、仮想通貨を送金する手段が必要になります。
そこで仮想通貨を送金する手段としてCoinTextが使われるようになると、仮想通貨の流通が活発になり、経済の活性化につながることが予測できます。
CoinTextは導入国なら国際送金も可能になるため、途上国同士の送金も途上国と先進国の送金も携帯電話一つで可能です。
そのため、CoinTextが経済危機を救う一つの手段として期待されているのです。
CoinText(コインテキスト)のニュースをまとめる
CoinTextはかなり早いペースで導入している地域を増やしています。現在はヨーロッパ・北米を中心に普及していますが、日本にも近いうちに導入される予定です。
対応通貨を増やしていることもあり、今後は利便性がさらに高まることが考えられます。
日本での導入はまだではありますが、事前予約なども始まっています。興味のある方は是非チェックされてみてはいかがでしょうか。
今後のCoinTextの普及に要注目です。
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