みなさんが日ごろの生活で使うコミュニケーションツールと言えば、やはりLINEでしょうか。
twitterやInstagramでもダイレクトメッセージが送れるようになり、どんどん多様化してきたといえます。
ところでみなさんは、「Telegram(テレグラム)」というサービスをご存知でしょうか?
コミュニケーションツールとして機能しているテレグラムですが、月間の利用者数はなんと世界で2億人に上ると発表されました。
しかし、日本での認知度はいまだ低く、普及もまだまだしきれていない現状にあります。
実はこのテレグラム、ブロックチェーンに似た仕組みを使っているんです!気になりますよね?
今回は、そんな「Telegram(テレグラム)」について、
- Telegram(テレグラム)の機能性
- 他のツールとの比較
- 海外での利用状況
を踏まえて解説していこうと思います!
目次
Telegram(テレグラム)とは?
テレグラムはLINEやSlackのようなチャットワークアプリの名前です。特定のサーバーを経由することなく個々人が直接やり取りをします。
ブロックチェーンに似た高度な暗号化技術を使用していることにより、無料で高セキュリティのチャットを利用できることで多くのユーザーから支持を得ています。
メッセージを送ればたった1秒で相手に届き、LINEのように広告が表示されることもありません。また、セキュリティが高ければ、外部からアカウントを乗っ取られることもないので、ユーザーのプライバシーも守られます。
テレグラムではLINEのスタンプに該当する、ステッカーと呼ばれるアイコンがあります。こちらは無料で好きなだけダウンロードできるので、気に入ったステッカーがあればどんどん利用してみましょう。
また、テレグラムはICOをすることによってTelegram Open Network(TON)という新しいブロックチェーンを作ろうとしています。
すでにICOによって多額の資金を確保しているようです。
Telegram(テレグラム)の誕生はいつか?
テレグラムの創業者はパーヴェル・デューロフ(Pavel Durov)氏です。世界中の人が自らの思想を自由に表現し、共有し合うことを目的としてテレグラムを開発しました。
2013年9月よりリリースされており、利便性の高さによって高い人気を得ています。セキュリティにも優れているので、ユーザー同士の情報保護にも役立ちます。テレグラムのチャットは世界中で繋がり合うため、1000人を超えた規模でもコミュニケーションが取れるチャットを用意しています。
テレグラムの誕生によって、今後も世界的な規模でのコミュニケーションがより進んでいくでしょう。
Telegram(テレグラム)でできることとは?
テレグラム内には、LINEと同様にコミュニティの作成機能がついています。すでに存在しているコミュニティを検索することも可能で、そのコミュニティに参加することも可能です。
仮想通貨に関係するコミュニティも多く、日本だけでは得られない情報もたくさん取り入れることが可能です。
また、最大で5000人ものユーザーが参加できるスーパーグループチャットの作成もできるので、コミュニティの規模が大きくなっても対応できます。通常のグループチャットでも最大で200人の参加が可能で、またたった二人で重要な話をしたい場合はシークレットチャットも利用できるので、用途に応じた使い分けができます。
シークレットチャットはメッセージの転送が不可能であり、ログアウトをすれば自動的にメッセージも削除されます。サーバー上から情報漏洩がすることもなく、設定次第では自動的にメッセージ消去も可能です。
少人数から大人数まで幅広い規模に対応しており、高いセキュリティを保証してくれることがテレグラムが信用される理由です。
Telegram(テレグラム)と他のメッセンジャーアプリと比較する
世の中にはテレグラムの他にも、SNSやメッセンジャーアプリが数多く出回っており、いくつもの端末でアカウントを使い分けている人も多いようです。
他のアプリと比較して、テレグラムのメリットとデメリットについても考えてみましょう。
Telegram(テレグラム)のメリットとは?
つい先日、Facebookで情報漏えいの事件も起きており、SNSを利用するにおいてもセキュリティが意識されます。また、自分の予期せぬ間にSNSのアカウントが乗っ取られる危険もあり、自発的に情報を守らなければいけません。
テレグラム上での情報のやり取りはすべて暗号化されているため、非常にセキュリティが高いことがメリットです。
また、セキュリティを高めるために保存性を低くしています。一定期間が過ぎたらトーク履歴が消えたり、相手側がトーク履歴を消したら自分側も自動的に消えるようになっています。
登録に必要な情報は電話番号のみになり、メールアドレスや住所をユーザーが利用する必要がありません。万が一、アカウントに危機が及んだ場合でも、電話番号を変えればトラブルは避けられます。
そして、広告が出てこないこともテレグラムのメリットです。そもそもテレグラム自身が非営利企業なので、株主や広告主もおらず、政府や特定の団体ともつながっていません。
既に日本人を中心としたコミュニティも作られているので、利用してすぐの際は日本語のコミュニティを探してみることをオススメします。
Telegram(テレグラム)のデメリットとは?
TwitterやLINEなどは日本語対応をしている一方、テレグラムは現時点では日本語で利用することはできません。ただし、簡単な英語で表記されているため、翻訳をすることも可能です。
今後日本人の利用者が増えていくことによって日本語対応になる可能性は大いにあります。
Telegram(テレグラム)の海外および日本での利用状況を解説する
テレグラムの使い勝手は非常によく、世界では利便性とセキュリティの高さから大きな支持を得ています。英語やスペイン語、そしてオランダ語や韓国語、更にはイタリア語やアラビア語など多様な言語に対応しているため、需要は非常に高いです。
ただし、ロシアではテレグラムの利用が禁止されています。
テレグラムはセキュリティが高いですが、そのシステムがテロなどの犯罪に悪用されることを政府は懸念しています。また、テレグラムの行った世界最大規模のICOによってロシア政府だけではコントロールできない金融システムが登場して、犯罪に利用されたお金のデータが暗号化されてしまい、治安の悪化を招くことの可能性も理由の一つです。
世界で最も利用されているSNSはFacebookで約10億人ですが、テレグラムは2億人です。その規模は十分大きなものであり、世界各国で利用されていることがわかります。
Telegram(テレグラム)のインストール方法を解説する
まずはテレグラムの公式サイトにアクセスして、自分の利用する端末に合わせてインストールをしましょう。
テレグラムはWindowsやMac、AndroidやiPoneなど幅広い端末に対応しているので、自分の利用する端末に合わせた利用が可能です。
使用している写真はこちらのサイトから
インストールが完了したらテレグラムのアプリを開いて、START MESSAGINGをタップしてください。
まずはアカウント作成のため、国籍と電話番号を入力しましょう。
SMSでコードが届くので、5桁の数値を入力してください。
苗字と氏名を入力します。こちらは日本語またはニックネームでも問題ないので、好きな名前を選びましょう。
下記の画面が表示されれば、テレグラムのインストールが完了です。
Telegram(テレグラム)についてまとめる
筆者も先ほど、テレグラムをインストールしてみましたが、友達が一人もいませんでした。それほど日本では普及していないということでしょう。
試しに友達にもインストールしてもらい、チャットワークや通話をしました。高速でチャットが届いたり、きれいな音質で通話もできました。
やはりテレグラムの特徴でもある、特定のサーバーを経由しないということは分散型であるといえます。
上述した通り、Facebookの流出やPayPayでのシステム問題ともに中央集権的だからこそ起きてしまったのではないでしょうか?
それはLINEやtwitterなども例外ではなく、特定の1か所に集約することの問題を意識する必要があります。
テレグラムの持つ分散性がこれから主流になってきます。最終的には個人情報の流出という概念すらなくなるのではないでしょうか?
次世代の先駆けともいえるテレグラムをぜひ使ってみてください。
コメントを残す