リップル(Ripple)のxViaが実用化へ前進!マレーシアの企業が初送金



マレーシアのフィンテックスタートアップであるMoneyMatch(マネーマッチ)が、リップル(Ripple/XRP)の国際送金システムxViaを使い、マレーシアからスペインに送金を成功させました。

AMBクリプトが10月15日に報道しています。

リップル(Ripple/XRP)のxViaで初めて送金をする

マレーシアのスタートアップであるマネーマッチが、リップルの国際送金システムxViaを使いスペインへの送金に成功しました。

今回の送金ではマレーシアの法定通貨リンギット(MYR)をユーロ(EUR)に交換した形で行われました。スペインへの送金後さらに、ドイツ、ラトビア、アイルランドへの送金も成功したと報告されています。

従来の送金手段である「SWIFT」であれば何日もかかる送金が、「xVia」を用いることで2時間足らずで完了したことも併せて明らかにされています。

SWIFT(スイフト)
SWIFTは、”Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication”の略。日本語では「国際銀行間金融通信協会」と訳される。SWIFTは、資金付替や顧客送金、外国為替、証券取引、デリバティブなどの安全性の高いグローバルな金融メッセージ・サービスを提供しており、世界のライブ稼働国は200を超え、また金融機関などのライブユーザー数は11,000を超えている。
引用:iFinance

リップル(Ripple/XRP)のxViaとは何か?

「xVia」とはRippleNet(リップルネット)にいない一般企業に対して、リップルネットを使って国際送金を可能にするサービスです。

つまりxViaとは「国際送金をしたい一般企業とリップルネットの架け橋」です。

リップル公式にわかりやすい図があったので、参考にしてください。

xViaによって、利用企業は請求書のような重いデータを添付することが可能になったうえに、これまで多すぎる情報により照合に時間と手間がかかっていた点も大幅に改善できます。

従来は金融機関を通じて国際送金を行っていた企業が、圧倒的に速く・低コストな送金を行うことができるようになります。

リップル(Ripple/XRP)のRippleNet(リップルネット)とは何か?


リップルネットは一言で言うと「次世代の国際送金ネットワークシステム」です。

また、銀行・送金業社・取引所・事業会社をつなぐ、法人向け国際送金ネットワークです。

共通の送金ルールを作ることによって、リップルネットに参加している企業は瞬時に取引をすることができるようになります。

リップルネットを作ることによって、今までの国際送金で問題となっていたスピードや料金等の問題を飛躍的に改善することができます。現在200近くの企業、団体がリップルネットに参加しています。

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このリップルネットは主要な3つのソフトウェアで構成されています。その一つがxViaであり、他の二つがxCurrent、xRapidになります。

えぐざりXRPっぴさん(@Exri8Exri)のツイートがわかり安かったので、ご参考にしてください。

引用:えぐざりXRPっぴ(@Exri8Exri)

リップル(Ripple/XRP)のxViaでの送金が市場に与えた影響とは?


コインマーケットキャップによると、15日には仮想通貨リップル(XRP)は0.48ドル(約54円)で取引されていました。

これは前日(14日)比10%増になっており、xViaによる送金成功のニュースによって価格が上昇したことが推測できます。

10月上旬に、リップルはxRapidの商用化を発表しており、リップルに関するポジティブなニュースが続いたことによって、XRPの価格は上昇傾向にあります。

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リップル(Ripple/XRP)のxViaは今後どうなる?

xViaを導入する企業がいくつか発表されています。

企業 事業内容
MoneyMatch マレーシアに本社を置くフィンテックスタートアップ企業
Plato ロンドンに本社を置くフィンテックスタートアップ
IFX イギリスに本社を置くFXコンサルタント会社
Currencies Direct イギリスに本社を置く国際送金サービスプロバイダー
TransferGo イギリスに本社を置く出稼ぎ労働者向けの国際決済サービスプロバイダー
FairFX イギリスに本社を置く国際決済サービスプロバイダー
RationalFX イギリスに本社を置く国際決済サービスプロバイダー
Exchange4Free イギリスに本社を置く国際決済サービスプロバイダー
UniPAY アメリカのジョージア州に本社を置く国際決済サービスプロバイダー

10月上旬にxRapidの商用化が発表され、リップルネットを構成する3つのソフトウェアのうち2つが実働化しています。

xCurrent、xRapidの導入が順調に広がっていけば、xViaも自然と導入されていく流れになります。

今回のマネーマッチのxViaの実証実験も成功しており、xViaの実用化によるリップルネットの完成もそう遠い未来ではないことが予測できます。

今後、加速度的にリップルのニュースが増えていくことが予想されます。リップルの動きに要注目です。

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