タイトル:ビットバンクが4月から開始予定の「仮想通貨を貸して増やす」サービスってなに!?
2018年3月15日に、ビットバンクが「仮想通貨を貸して増やす」というサービスを4月より開始すると発表しました。
ですが、「貸して増やす」と聞いてもあまりピンと来ない方が多いのではないでしょうか。
「貸して増やす」って一体どういう意味なのか、どういったメリット・デメリットがあるのか、そもそもちゃんと儲かるのか等、色々な疑問が浮かんでくるかと思われます。
そこで本記事では上記の疑問に答えつつ、「貸して増やす」というサービスについて解説いたします。
目次
仮想通貨を貸して増やすってどういうこと?
「貸して増やす」とはレンディングとも呼ばれており、その名の通り仮想通貨をビットバンクに貸すことによって、利息を貰うという仕組みです。
仮想通貨を購入して、しばらく売却せずに所持しておこうと考えている方も少なくありません。何も動かさなければ通貨が増えることはありませんが、貸して増やすサービスを使うことによって何もせずに利息を貰うことができるようになります。
仮想通貨自体がなくなったり、ビットバンクが経営破綻を起こしたりしない限り利息を得ることができるので、低リスクで投資を行うことが可能です。
もともと似たようなシステムに「ソーシャルレンディング」というものがあります。こちらは個人から集めたお金をレンディング会社が企業に貸付けを行うという目的でサービスを展開されており、高い利息を得られる事で人気を集めています。
ビットバンクが企業に貸し付けを行う事はありませんが、ビットバンクがたくさんの資金を集めることによって更なる投資を行うことができるようになりますので、ビットバンクにとってもメリットのある仕組みとなっています。
貸してどういう仕組みで増えるの?
まず、ビットバンクに仮想通貨を預けます。(預けるといっても「預金」という扱いにはならないので預金保険の対象にはなりません。)
預けた通貨を1年間、ビットバンクが所持します。ビットバンクは預かった通貨を自由に使用することができるので、そこで新たな投資などを行って利益を稼ぎます。
1年後、利用者は預けた通貨に応じた利息を受け取ることができます。
利用者がすることは通貨を預ける事のみですので、手間もかからずに利益得ることが可能です。
ビットバンクがどのようにして預かった通貨を増やすかは明言されていませんが、前述のとおり更なる大きな投資を行って増やすという事が考えられるでしょう。
取り扱い通貨について
ビットバンクの概要には「BTC及び対象仮想通貨」(※BTC = ビットコイン)とありますが、2018年4月のスタート時にはBTCのみの扱いのようです。
また、「取り扱い仮想通貨すべてに対応予定」と記載されていますので、ビットバンクの取り扱い通貨である「イーサリアム・リップル・ライトコイン・モナーコイン・ビットコインキャッシュ」は順次貸し出すことができるようになるようです。
貸して増やす方法
サービスの利用開始が始まっていないため具体的な利用方法は明記されておりませんが、口座を開設してビットコインを保有していなければ何もすることができません。
こちらしました。
ビットバンクは日本の会社で、金融庁の認可もおりていますので安心して取引を行うことができます。
登録は完全無料ですので、とりあえず登録する事をお勧めいたします。
ビットバンクに口座登録している方に、貸して増やすサービスの募集が行なわれます。具体的な募集期間はビットバンクにて決定されます。
ビットコインは最小1BTC~最大1000BTCまで貸し付けを行うことができます。
ビットコインを貸した後は、1年間貸した通貨の操作はできません。
そして1年後(具体的には貸し付けた月の翌月1日~12か月後)、貸した通貨の額に応じて利息を受け取ることができます。
利用料率(税込)/年 | BTC数量 |
---|---|
3% | 1 <= BTC < 5 |
4% | 5 <= BTC < 10 |
5% | 10 <= BTC |
現状はBTCのみの取り扱いですので、BTCのみ利息が決定されています。
1BTCを貸し出した場合、0.95BTCになって返ってくるという事です。
「仮想通貨を貸して増やす」サービスのメリットまとめ
放置しているだけで誰でも簡単に利益を得ることができますので、面倒なトレードに力を入れる必要がありません。
利息も最低3%と高い水準で受け取ることが可能です。
仮想通貨は年々価格が上昇していくという予想もあり、長期で保有することを考えている方も多いと思われます。ですがいざ保有していると価格の変動が激しく、仕事中も寝ている間も値段が気になって仕方がないという状況もあるのではないでしょうか。
そんな時に貸して増やすサービスを使用していると、日々の価格を気にすることなく保有することができます。さらに期日が経過すると増えて返ってきますので、貸して増やすサービスは長期保有を考えているユーザーには最適なサービスと言えるでしょう。
仮想通貨を預けるサービスに付きまとう「会社の信頼性」という不安が少なく、安心して通貨を預けることができます。
「仮想通貨を貸して増やす」サービスのデメリットまとめ
一番大きなデメリットは、預けた仮想通貨を動かすことができないという点です。長期保有を目的としている方にとってはあまりデメリットになりませんが、なるべく良いタイミングで売る事を狙っている方にとっては大きなデメリットです。
仮想通貨は価格変動が非常に大きく、数日の間に半値になってしまっているという可能性もあり得てしまいます。逆に数日で大きく値上がりすることも十分にあり得ます。
そのような時に自由に売買できないとなると、安くなっても高くなっても売れないという状態が続いてしまいますので、結果的に1年後に返ってきた利息だけでは損してしまうという可能性が出てしまいます。
次に、ビットバンクが倒産した時の保障が一切ない点です。
先ほども述べたように、通貨を預けているとはいえ「預金」扱いではないので、倒産などでビットバンクの事業が破綻してしまった場合、一切の返却が行なわれません。
またデメリットではありませんが、最低単位が1BTCですので、現在のレートでも約90万円と出資金額が大きいので、利用者が限られてしまうことが懸念されます。
こちらは今後の取り扱い方法の変更に期待しましょう。
「仮想通貨を貸して増やす」インフルエンサーのコメントまとめ
仮想通貨についてのツイッターで1万フォロワー以上を獲得しているカズトさんのツイッターで以下のようなアンケートがありました
4月から始まるビットバンクの新サービス
「仮想通貨を貸して増やす」#ビットバンク #仮想通貨— カズト / 仮想通貨 (@nomad_btc) 2018年3月15日
836名のアンケートで、利用したいと答えた方は18%でした。
仮想通貨の価格変動が激しい中、1年間も保有し続けることのリスクを考えて、現状は利用しないor様子見の方が非常に多いようです。
また、リップルを所持している方は長期保有目的の方が多く、リップルが取り扱い開始されれば行いたいという方もいらっしゃいます。
最終的な話で言うと、
僕は円が欲しいのでXRPは全て売るつもりですが、
過程においてはレンディングはめちゃくちゃしたいです(*´꒳`*)
ビットバンク悩み中ですʕ⁎̯͡⁎ʔ༄
SBIも夏にきてすぐにレンディングするかわからないですし(*´꒳`*)— 路傍の美味しすぎるオムライス(๑˃̵ᴗ˂̵) (@baymaxkeijoshi) 2018年3月20日
今後の動向に要注目ですね。
まとめ
いかがでしょうか。今回は仮想通貨を「貸して増やす」という、通常のトレードとはまた違った仮想通貨への投資方法を紹介しました。
貸して増やすサービスはかなり低リスクな投資方法です。仮想通貨業界では前例が少なく、対象の通貨もまだまだ少ないですが、今後利用者が増えてくるにあたってサービスが充実していくものと思われます。
現状は募集期間が決められているので、投資を検討している方は機会を逃さないように常にチェックするようにしましょう。
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