世界で3番目に大きい仮想通貨取引所の「Huobi(フォビー)」は、アメリカで新たな仮想通貨取引所を設立したと地元メディアが報道しました。
それによれば、HuobiはサンフランシスコにあるHBUS社を経由し、アメリカでの仮想通貨取引所を運営するとされています。
ついにHuobiがアメリカの巨大仮想通貨市場に着手するときがきました。
- 仮想通貨取引所「Huobi」とは?
- 「Huobi」はなぜ今アメリカに進出したのか?
- 「Huobi」の今後はどうなる?
目次
Huobiとは?
Huobi(フォビー)は中国発の仮想通貨取引所です。
正式には「Huobi.Pro」といい、アジアを拠点に運営しています。
Huobiの取引高は世界3位を誇り、最近特に注目度が上昇しています。
もちろん日本語にも対応し、取引画面はとてもシンプルで使いやすいです。
さらに海外の取引所は信頼できないという方も多いかもしれませんが、Huobiはセキュリティーがとても優れており、安心して取引ができます。
- 世界第3位の仮想通貨取引所である
- 日本語にも対応している
- セキュリティ面が圧倒的に優れている
Huobiが新しい会社を通じてアメリカに進出!
Huobiは新しい会社であるHBUS社を経由し、アメリカでの仮想通貨取引所を運営すると報道されました。
このニュースについて詳しくみていきましょう。
Huobiのパートナー「HBUS」とは
HBUSはサンフランシスコにある新会社で、セキュリティ重視の仮想通貨取引所を設立することを発表しています。
HBUSの公式HPでは「Huobiとの関係は戦略的パートナーである」と紹介されています。
取引所「HBUS」の特徴は?
取引所「HBUS」は、ユーザーにとって使いやすい画面を追求し、さらに幅広い選択肢の中から好きな仮想通貨を選べるという特徴があります。
さらにアメリカでの仮想通貨の規制にも対応しています。
これらはHuobiの特徴とも共通しています。
HBUSでの取引は6月15日から始まる予定です。
Huobiはなぜ「HBUS」をパートナーにしてアメリカに進出したのか?
Huobiがアメリカの仮想通貨市場になぜ今参入したかを考えていきます。
アメリカの仮想通貨市場の規模の大きさ
1つ目はアメリカの仮想通貨市場の規模の大きさです。
アメリカでは日本の10倍の割合の人たちがビットコインを保有しているとも言われています(参照:アメリカのビットコイン(仮想通貨)の動きや状況-CoinHack)。
さらに、イーサリアムの取引割合は50%以上がUSドルとTether(USDT)で占められています(参照:【2018年版】国別の仮想通貨取引量を時価総額TOP5通貨でまとめ-BRAVECOIN)。
アメリカでの仮想通貨への関心の高さ、仮想通貨の取引量の高さがわかります。
つまりアメリカの仮想通貨市場の規模は世界的にかなり大きいといえます。
アメリカでの仮想通貨取引所の規制
アメリカの仮想通貨取引所は規制当局の監督下に入るよう勧告されました(参照:米SEC: 米国の仮想通貨取引所、コンプライアンスに十分に意欲的ではない-COINTEREGRAPH)。
HBUSの投稿記事では
全ての従業員がマネーロンダリング防止(AML)とテロ資金供与対策(KYC)の「教育」を受けており、それについての「試験に合格する必要」がある
と強調されていました。
つまり、Huobiはアメリカでの規制の流れにいち早く乗ろうとしているのです。
またHuobiはセキュリティ面が優れていることが強みであるため、もともと持っている考え・技術をアメリカでの規制の流れに生かしやすいとも言えるでしょう。
ニュースからHuobiの今後を考察してみた
現在中国・韓国といったアジアを拠点にしているHuobiは、今後積極的に海外展開をしていくと発表しています。
アメリカの次はロンドンを起点にヨーロッパに進出していく予定です。
また、Huobiはサービスを積極的に多様化させており、
- ブロックチェーンのプロジェクトの開始
- 100億円規模のブロックチェーン企業向けの投資ファンドの設立
- 仮想通貨ベースの上場投資信託の開発
を直近2週間で発表しています。
これらのニュースからよりHuobiの勢いは今後さらに増していくと予想できます。
Huobiの仮想通貨界での立ち位置はより強くなっていくでしょう。
Huobiのアメリカ進出ニュースのまとめ
Huobiがアメリカに進出したニュースを切り口に、Huobiの概要からHuobiの将来性までを説明しました。
Huobiは積極的に海外進出をしており、サービスの幅も広げています。
今回のアメリカ進出もHuobiの戦略性をみることができます。
今後のHuobiのさらなる動きに要注目です。
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