仮想通貨は2018年1月から2月にかけて価格変動を見せました。
その後一時的な上昇を繰り返し5月6月にも価格変動を起こしました。
それでも仮想通貨に対する世間の関心は止まることがありません。
またNANJCoinなどの国産のコインも盛り上がりを見せています。
今回は「ものづくりを応援する」国産コインのKanadeCoin様に独占インタビューを行いました。
目次
そもそもKanadeCoinはどういう通貨なのか
みんながモノづくりを楽しめる社会を実現することを目指しています。
KanadeCoinの言うモノづくりは、一般的な言葉よりも広い意味で、「あらゆる価値を創り出す活動」という定義です。
製品だけではなく、Webサービスやアプリの開発、イラストや音楽などの創作活動、その他サービスの立ち上げなど広範に渡ります。
KanadeCoinは2018年4月の上旬にプロジェクトがスタートした新しい通貨です。現段階では、Webサービス開発領域でのモノづくりを応援する仕組みを作っています。
Kanadecoinの仕組み
CoinInfo編集部の方でKanadecoinについてまとめてみました。
KanadeCoinの基本的な使用方法は以下の3つです。
- 決済システムを簡単に導入可能
- KanadeCoinを導入したサービス間の連携
- サービス内のユーザー同士の投げ銭
- 決済システムを簡単に導入可能
- KanadeCoinを導入したサービス間の連携
- サービス内のユーザー同士の投げ銭
- KanadeCoinを使い、モノづくりをする人
- モノづくりをする人を支援する人
- KNDCトークンのホルダー
KanadeCoin決済を簡単にWebサービスなどに導入できるように専用のSDKを開発・提供します。
これにより、自身のサービスでスマートコントラクト機能を活用できるなど利便性が向上し、またKanadeCoinコミュニティ内のユーザーに作品をアピールすることにも繋がります。
KanadeCoinを導入したサービス間で連携を図ることで、仕入れや販売代行などがスムーズに行えるようになります。
その結果、ユーザーに対しての価値提供方法の選択肢の幅を広げることができます。
KanadeCoinは一般的なトークンと同じく、仮想通貨としての利用が可能です。
そのため、サービス内のユーザー間の投げ銭も可能です。
制作したものをより多くの人から評価してもらえる仕組みをつくることができます。
このような仕組みをベースに、モノづくりとそれを多くの人に届けることを支援するサービスを提供していきます。
KanadeCoinの起源
KanadeCoinは彼のある思いから生まれました。
彼自身、本業の傍ら自分自身でいくつかWebサービスを開発していたものの、鳴かず飛ばずのサービスばかりで、開発が好きであるにも関わらず、悲しい気持ちになってモチベーションが大いに下がることが多々ありました。
この思いがKanadeCoinを作るきっかけであり、KanadeCoinの始まりです。
なぜ鈴木さんはKanadeCoin の運営に関わろうと思ったのですか?
私も元々、空き家再生やWebメディア記事の執筆など、自身で価値を作り提供することで収益を得ていたため、「モノづくり」の難しさと課題を肌で理解していたことが協力の理由になりました。
KanadeCoin最大の強み
我々のコミュニティには
といった3種類の立場の人たちがいます。
①のユーザーは、自身のサービスや作品をコミュニティ上で共有することで新規ユーザーを獲得できたり、KNDCトークン等での収入を得られたりするほか、サービスや作品に対して有用なフィードバックやユーザーの協力を得られることで、より自身のモノづくりの価値を高められる期待があります。
また、②のユーザーは、個人・法人のいずれも想定していますが、①のユーザーにアドバイスやサービスの提供を行うことで関係性を築き、自身のコンサルティング等のサービス受注に繋げることができます。
もちろん、自身が提供するサービスをコミュニティ内で広告することもできます。
そして、①や②に該当しないトークンホルダーの方々も、KNDCトークンや法定通貨を用いて①や②のユーザーのサービスを受けることができたり、自身が応援するサービスや事業者への投げ銭を行って支援することができたりします。
また、コミュニティ内ではこうしたユーザー間の交流やトークンの循環を活発にするための各種バウンティ制度も用意しています。
各ユーザーはコミュニティに積極的に参加することで、トークンを獲得することができます。
そうすることで我々設立側の観点だけでなくて、実際にモノづくりをする人、モノづくりを支援する人、コミュニティ作りに協力してくれる人といった様々な観点からコミュニティを形成できます。
KanadeCoin のコミュニティにはどのような人が多いのですか?
現在は日本ユーザーより海外ユーザーの割合がやや高く、ほとんどをアジア圏のユーザーが占めています。
また、コミュニティの参加者の中には純粋に我々の理念に共感した方も集まっているのが強みです。
今後はトークンを用いた具体的なゲームなどのプロダクトの作成も考えており、先日はコミュニティユーザーの皆で作る「KanadeCollection」というスマートコントラクトを活用したサービスを第一弾としてローンチしました。
モノづくりの知識や技術を生かして、こうしたプロダクトを内製できることも我々の強みだと感じています。
「モノづくり」の意味
今はWebサービスを中心にKanadeCoinでサポートしていく仕組みを作ろうとしていますが、今後はWebサービス以外にも価値のあるものを作る活動のすべてをサポートしていこうと思っています。
このような仕組みを作ることができると、人々の働き方はもっと多様なものにもなりますし、やりたいことを仕事にできる社会を作ることができると考えています。
これからのKanadeCoin
ユーザーの皆さんが「お金を稼がないと」だけではなくて「自分が作るものがたくさんの人に見られたら楽しいよね!」と考えてモノづくりに勤しむ。このような状況をつくり続けていきたいと思っています。
そのためにコミュニティの強さを活かして多くの人たちをつなげていきたいと考えています。
自分で生み出したいものがあるけれども、様々な要因でできない、うまくいかない人が我々のコミュニティを使うことでプロフェッショナルに出会えるというように、資金だけではなくて、技術や知識のアドバイスや人脈を作ることができるコミュニティを作っていきたいと考えています。
仮想通貨の将来
ブロックチェーンを用いることで、行政の不便なシステムを低コストで高セキュリティかつ便利なシステムに変えることができます。
これにより登記申請などの行政が絡む作業はもっと楽になりますし、単純作業に割く時間も減ります。こうしたブロックチェーンによる事務の効率化が進んでいけば、ゆくゆくは「モノづくり」という領域に人が増えていくと思います。
ブロックチェーンの進歩で、価値のあるものは残るし、価値のないものは消えていく。
このような社会に近づいていくのではないかと考えています。
最後に読者の方に一言よろしくお願いいたします
まだ立ち上がって間もないコミュニティですが、皆で協力しながらモノづくり支援の輪を作り上げ、KanadeCoinのビジョンを実現していきたいと思っているので、少しでも理念に共感頂けた方は、ぜひ一度KanadeCoinコミュニティに触れてみて頂ければ嬉しいです。
KanadeCoinのDiscordはこちらから参加してください!
CoinInfo編集部の感想
皆さんが「モノづくり」として価値を生み出すがその価値が届かないことは身の回りに多く隠れているのではないかと思います。
もっともっと多くの人に価値が届くことができれば好きなことを仕事にできることに近づくことは間違いありません。
KanadeCoinがしっかりトークンエコノミーを作り上げていることは意義のある仮想通貨である理由の一つであると思います。
CoinInfo編集部としてもKanadeCoinを応援していきます!
すずきさんインタビューありがとうございました!
是非皆さんもKanadeCoinのコミュニティに参加してみてください!
さっそくですが、まず簡単にKanadeCoinを紹介してください!!