みなさんは「レターポット」をご存知でしょうか。
お笑い芸人の枠を超えた活躍をみせているキングコングの西野亮廣さんが作り上げた仕組みです。
プレゼントの代わりに文字を相手に送り日常の無駄をなくす通貨という考えが背景にあります。
レターポットを築きあげるにあたり、西野亮廣さんはこれまでの過去をしっかりと振り返り、贈り物の形を変えようとしています。
レターポットは想いを文字にして送りますが1文字あたりの単価があります。
受け取れば誰かに贈ることができ、感謝で繋がります。
今回は受け取ったレターポッドを日本円に換金できない理由や仕組みに迫っていきます。
目次
キンコン西野が考えたレターポットの仕組み
西野亮廣さんは「物が溢れている時代なのに贈り物を断ることが許されない」という風潮に前から疑問を持っていたようです。
西野亮廣さんはデビューから一貫して差し入れを拒んできたようですが、理由は生ものなどを貰うと食べきれずに最終的に捨ててしまうのが嫌だからと言っています。
食べ物を粗末にするのが一番嫌いという西野亮廣さんは差し入れをもらう行為と食べきれずに捨ててしまう行為の間で葛藤があったようです。
さらに、自身も被災した阪神淡路大震災では週末にボランティアとして活動をしたところ、全国から送られてくる千羽鶴や古着の数々を物資搬入の邪魔にならない場所に避ける作業をしたようです。
これも、贈る側は良かれと思っているものの被災者側としてみれば本当に必要なものではなかったということです。
「だったらプレゼントはモノではなくお金にすればいいのでは?」とレターポットを考案します。
相手のことを考えプレゼントする時間が可視化されれば、お金には体温が宿り気持ちよく受け取れるという西野亮廣さんの考えは文字に価値をもたらす方向に向いていきます。
この「レター」というのが西野亮廣さんが考案している通貨です。
何かを販売するプラットフォームは大体にして手数料をとります。
しかし、西野亮廣さんは手数料を徴収するのはよくないとして便せんの販売を行い、そこに文字を書いて送信できる仕組みにしました。
レターポットは換金できない?なんのため?
レターを受け取った人は、もらった文字を別の人に贈る事が可能です。
もらった文字数分だけ贈れる仕組みです。
レターポットは当初、換金装置をつけて日本円に換金できるようにする方針でしたが現在も換金はできません。
西野亮廣さんの考えによれば、マネーゲームの通貨には興味がなく、あくまでも人助けに興味があるとし、投機の要素を徹底的に排除したようです。
換金装置をつけることでレターポットはビットコインなどの仮想通貨と同様のマネーゲームの対象になり、感謝経済から逸脱すると換金装置はつけずに運営しています。
ちなみに、レターの有効期限は4ヶ月となっているようでその間に違う誰かに贈らないと無効になります。
西野亮廣さんがレターポットの換金装置を外した理由にはもう少し理由があります。
レターポットに換金装置をつけるかつけないかの議論で「つける」を選択すれば、これからどんどんリリースされるような投げ銭アプリと変わらない。
それでは完成度が70点。
0点か100点しかネタにならないのだから100点を取りに行くなら換金装置はつけないという選択しかなかったと言及しています。
レターポットでナンバーワンになり圧倒的なモノや仕組みをつくろうと考えている西野亮廣さんの信念はレターポットでも感じることになります。
レターポットに関する良い口コミまとめ
ここからはレターポットに関しての口コミをみていこうと思います。
まずは良い口コミをツイッターやブログでみてみましょう。
ツイッターでのレターポットに関する良い口コミ
やったー!
またチケット売れた~!6月4日からえんとつ町のプペル
光る絵本展inアリオ八尾開催です! pic.twitter.com/IT7lW3UqNw— 小西 光治 / Koji Konishi 📪👧 (@KonishiKoji) 2018年5月15日
レターポット登録して数時間ですでに2人の方からレター送ってもらえた‼︎すっっごく嬉しい!
嬉しくて送ってくださった方に返信したい!
…でもそういうことじゃないんだよね?次の人にこの気持ちをまわすんだよね?
まだレターポット勉強不足でアタフタ。#レターポット— ≡森さなえ 📪👶 (@papichana) 2018年5月14日
レターポットは送るハードルが低いのがいい!
だって、普通見ず知らずの人にお誕生日おめでとうって送れないでしょ?
繋がりを広げたい人にとってはとてもいいツールだと思います!— まめちゃん📭(枝 豆太郎) (@mamemame_golf) 2018年5月20日
レターポットが気軽に利用できていろんな人と繋がることができることや、チケット購入をレターポットで、できるななど使い方の幅も広がっています。
ブログなどでのレターポットに関する良い口コミ
実際にレターポットを使った人が体験記としてブログを書いていますが、うまく活用している方もいるようです。
「レターポットとは?レターポットの使い方・メリットを紹介していきます!」
https://shin-indonesia.com//
こちらの記事を読み進めるとレターポットで信用を集め、フレンドファンディングで資金調達に成功した方の例が記載されています。
うまい活用だと考えられます。
「旅人的にキンコン西野氏のレターポットは流行ってほしいと思った」
https://rutty07.com/
海外に出かけることが多かったり、旅に出ることが多い方は旅先で知り合った方への感謝の気持ちを表現するときにレターポットは重宝するとの記事です。
国境や住んでいる場所を超越していろんな人に送れるのは非常に魅力的です。
レターポットに関する悪い口コミまとめ
残ながらレターポットには悪い口コミもいくつか存在します。みていきましょう。
ツイッターでのレターポットに関する悪い口コミ
要はレターポットの言葉に西野は気持ち悪いほどの価値があると思いこんでるけどそれを通貨としてやり取りするって言ってるのに通貨としての価値はなし、なのに通貨として…ってずっと言ってるってことか
— ルキ (@ruki_fuchs) 2018年2月22日
キンコン西野さんとお仲間の方々が作ろうとしている通貨『L(レターポット)』。とても面白いしワクワクする!ただなぜ『通貨』なんだろうか。サービスじゃダメなのか?『通貨』って事は価値(値段)が上がる可能性もある。値段が上がってしまったら気軽にレターを送りあえなくなってしまうのでは
— さすけはん@選択と集中 (@maco_hang13) 2017年10月11日
周りに乗って作ったのに、レターが買えないなんて(>_<)
ポルカもだけど、プリペイドタイプはダメなのかな?プリペイドしか持ってないんだけど…( ; _ ; )大江田 由美子のレターポットはこちら https://t.co/zhaAJt1chn #レターポット pic.twitter.com/MCWYt1pWw3
— 大江田由美子☆でんこ (@ymc_oed) 2018年1月7日
少々手厳しい意見も散見されますが、気になるのは通貨と公言していますから、これから値上がりや値下がりという懸念材料がどうなるかです。
また、細かいところですが決済はデビットカードやプリペイド式のカードが利用できないことに関しても利用者拡大を考えればデメリットになるかもしれません。
ブログなどでのレターポットに関する悪い口コミ
大々的にレターポットを悪くいうブログは出てきませんでしたがデメリットに関して見解を述べているブログがありました。
「レターポットの換金方法|デメリットと批判について紹介」
https://moyarin.com/
換金できないことが受け取る側にメリットがない、レターに変えたお金の使い道が不明と述べています。
西野亮廣さんが目指すのは価値ある文字を贈り合うことを目指しているので、換金できないのは問題ないと思えますが、換金や商品との交換ができないと価値がないと考える方の意見も理解できます。
レターポットの口コミから将来性を考察
プレゼントをモノで貰っても利用しなければ価値は発生しません。
その点に踏み込んだレターポットは非常に価値のあるものです。
誰かから貰ったレターを同じ金額(文字)分だけ他の相手にも贈ることができ、いろんな人が感謝の気持ちで繋がることは非常に温もりを感じます。
しかし、「通貨」として打ち出しても価値がないのであれば通貨ではなくサービスという形で括る方が理念にあった使われ方になると思います。
口コミでも取り上げたように通貨にしてしまうと価値の上昇によりレターポットが使いにくくなっては本末転倒になります。
心配事がいくつかありますが「換金できないなら意味がない」、「通貨として価値がない状態を保てるのか」という意見がどれほど出てくるかで方向性も変わるでしょう。
今の所、若い利用者の多くは精神的な嬉しさを求める方多いと西野亮廣さんがおっしゃっていましたので、劇的に方向性が変わることなく今の形が保たれる可能性が高いと考えられます。
いずれにせよ、今後も動向を見守りながらの利用になるでしょう。
レターポットに実際登録してみた
レターポットを利用するにはフェイスブックのアカウントが必要です。
よって、フェイスブックのアカウントを持っていない方はフェイスブックアカウントから取得してください。
フェイスブックのアカウントを取得した、もしくは取得している方はレターポットの公式サイトにアクセスしましょう。
アクセスすると「これから始める」と「登録済みの方」のが選択できる画面が表示されます。
はじめてですので「これから始める」の下にある「利用規約に同意してFacebookで登録」をクリックするとアカウントと連携しレターポットのマイページが表示になります。
あとは氏名などのプロフィールを入力すれば登録完了となります。
レターポットで実際に開発者の西野さんに贈ってみた
登録が終わればレターを贈ったり、受け取ることができます。
試しにレターポットの開発者でもある西野亮廣さんに贈ってみました。
マイページの「レターを買う」で贈る文字数の購入です。お試しだったので100レター(100文字)、540円(税込)を購入してみました。
次は支払いをしますがクレジットカードでしか支払えません。先ほどの口コミにもあったようにプリペイド式は対応していませんので覚えておきましょう。
支払いが終わったらいよいよメッセージを入力ですが、便箋が3種類あります。
1文字1レター、1文字5レター、1文字10レターから選びます。
今回はシンプルに1文字1レターで「レターポットはじめました。よろしくお願いします。」と入力し「レターを贈る」をクリックし終了です。
贈った後にツイッターかフェイスブックでレターを贈ったことをシェアできます。今回はシェアしませんでしたが、機能として覚えておくと良いでしょう。
以上がレターポットの文字購入から送信までの流れですが非常に簡単な仕組みでわかりやすい印象でした。
あなたもレターポットで想いを文字にして贈ってみませんか。
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