【トークンエコノミー】政治に参加できるPoliPoliを紹介!



PoliPoliというアプリをご存知でしょうか?

SNSという形をとってコミュニティ形成を図るアプリで、アプリ内でトークンエコノミーが作り上げられています。

選挙権が18歳に引き下げられたのがもう3年前になります。

「若者の選挙離れ」が深刻化している背景からこの施策が打たれました。

3年たった今、選挙へ行く若者は増えたのでしょうか?

そもそもこの施策を打つことによって、若者のためになる社会づくりにつながったのでしょうか?

結局その根本にある問題は、自分が政治というものとかかわりを持てていないという感覚があるからいけないのではないでしょうか。

政治と市民の橋渡しとなることができるのでしょうか?ポリポリをご紹介します!

PoliPoli(ポリポリ)を紹介する

ではまず、ポリポリの概要について紹介していきます。

PoliPoli(ポリポリ)とは?


PoliPoli(ポリポリ)は「政治×ブロックチェーン」という形のアプリケーションです。

普段、なかなかコンタクトを取ることのできない「政治家と有権者」がスマホのアプリを通じて、意見交換や議論をし、政治についてのコミュニティ形成を目指す、というものです。

「政治をエンターテインする」というビジョンを掲げてできた会社で、CEO自体もこのアプリを作るまでは政治に興味がなかったそうです。

海外ではto Gというビジネスが盛んになりつつあり、そこに目をつけて生まれたのがこのアプリケーションなんだそうです。

to G
GはGovernanceの頭文字。BtoBやBtoCと同様の考え方で、政府や政治に対してという意味あいを持つ。

PoliPoli(ポリポリ)はみんなで共感できる

ポリポリ内では、日常生活に潜んでいる不満や課題をプロジェクトとして投稿することができます。

それぞれの投稿には共感ボタンが付けられていて、その投稿に対して「いいね!」と思ったら、その共感ボタンを押せるようになっています。そのプロジェクトに対して、たくさんの人が共感を寄せることによって、政治家の方までプロジェクトが進んでいくこともあります。

ひとりの意見が不特定多数の人によって支持されること、つまり共感を生むことによって、コミュニティ形成、コミュニティ拡大につながります。

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PoliPoli(ポリポリ)は信用を可視化できる

ポリポリのなかでは、政治家や一般の方でもスコアがつけられ、点数化されます。これは、中国のアリババグループの子会社がやっている信用スコアというものに似ています。このスコアには所得だけでなく、このコミュニティ内でのコメントなどもすべて反映されます。

このコミュニティ内へのアクションや発言によって点数が可視化できるようになるので、個人はコミュニティに貢献するような行動をとり始めます。

個人が数値化されることによって、その人個人の信用が可視化されるので、プレイヤー自身は楽しむことができ、運営側はより安心して運営をすることができるのです。

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PoliPoli(ポリポリ)は大きく変わる

2018年11月、ポリポリは西日本新聞とタッグを組むことによって、福岡市長選挙を盛り上げました。

また、同月には神奈川県と提携することで、より行政へ意見や要望を言えるコミュニティづくりを始めました。

これらの試みはとても大きなものと言えます。しかし、目指すべき場所へさらに加速していくために、6000万円の資金調達を行いました。

以下に挙げるのは、その資金調達によって行う2つの大きな修正点です。

PoliPoli(ポリポリ)はターゲットをしっかりと絞り込んでいく

元々の市場規模が6兆円と言われる政治市場では、当然ですがたくさんのプレイヤーがいます。そこにいる全員をターゲットにすることができたら理想的ですが、とても巨大なターゲットになってしまい、結果として曖昧な形に終わってしまうということになってしまいます。

それを避けるために、今回の修正でターゲットを「明確なイシューを抱えた人たち」に変更することを決定しました。

そのために、実名登録を推奨するシステムに変更することで、より議論の質を高められるようにしました。

それと同時に、実名登録をすることによって身近な課題がテーマになることが多くなり、より有権者の側に近いところで議論がなされるようになります。具体度の高い内容になればなるほど、行政としてもアクションを明確に起こしやすいので、相互的にいい効果を生み出します。

PoliPoli(ポリポリ)は政治家を巻き込んでいく

今までのポリポリだと、有権者の中でプロジェクトを投稿して、有権者内で活発な議論が行われることは多くありました。しかし、そのプロジェクトが実際に行政に反映されるようになるには、政治家の力はどうしても必要になってきます。

そこで、今回の修正で、一定数の共感を得ているプロジェクトは、政治家を直接そのプロジェクトに招待することができるような仕組みに変えました。

実際に前線で動いている政治家を議論の中に入れることで、より議論が深まり、また議会の場にもこのプロジェクトが挙げられる可能性も生まれることが考えられます。

また、巻き込む力に関して言えば、ポリポリを通じて個人献金ができる機能を追加していることも挙げられます。

クレジットカードを経由して、ワンクリックで献金ができることによって、政治家がポリポリに参加するインセンティブを与えることができます。

政治家の参加人数も多くなることが、より多くの問題解決へ繋がることだと考えられます。

PoliPoli(ポリポリ)は非中央集権的なシステムになっている

かつての政治活動は、「とても透明度の低いもの」だったと言えます。

何をしているのかわからず、直接的に有権者の意見が反映されているのかどうかもわからない状況です。

しかしポリポリは、有権者の方から問題提起を投げかけ、それに対して政治家が動くという形を取っています。

有権者と政治家がしっかりと繋がることで、より明確な政治活動にもなり、より改善したい課題の一致に繋がります。

そして、それらを支えるのはポリポリの非中央集権的なシステムです。

参加する有権者はプロジェクトを投稿することができ、よいと思われたプロジェクトに共感が集まってきます。

「価値がある」とみんなで認められたものがどんどん残っていく仕組みです。

またポリポリ内はトークン主導で動くようになっており、共感を寄せたり、プロジェクトを投稿すればトークンがもらえます。

そのトークンを使って応援したい政治家に投げ銭もできるようになっており、ポリポリ内がトークンエコノミー化していることも非中央集権的なシステムということができる所以です。

1人の個人や1つの機関だけでは作り上げることのできないシステムです。

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PoliPoli(ポリポリ)のこれからをまとめる

このような分散に近づいている仕組みは、政治以外でも必ず取り入れられるべきものだと考えています。

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あくまでもアプリケーションはただのプラットフォームに過ぎず、そこで行われるやり取りには干渉しない。そのプラットフォーム上で、たくさんの人たちがお互いに共感を持ちあって、その共感がトークンに乗って仕組みが回っている状態が理想的だと考えられます。

それこそがDAppsであり、DAppsがこれからの社会には必要になってくるのです。

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やはり重要になるのは、いかにしてコミュニティ形成をするかだと思います。同じ考えに対して自律的に人が集まってきて、コミュニティ拡大につながることが好ましいです。

これからの時代のあり方を、ポリポリが魅せてくれました。

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