「DAPPS」という分散型アプリケーションをご存知でしょうか。仮想通貨の普及で話題に上がりやすくなった「ブロックチェーン」の技術を利用したアプリケーションです。最近、DAPPSの仕組みを使ったゲームも登場してきています。うまくいけばお金をもらえるようなゲームもあったりします。今回はブロックチェーンを使ったDAPPSゲームに関する内容になります。
目次
ブロックチェーンゲーム紹介アプリBlockchain Game Infoの公開
ブロックチェーンゲームに関して興味深い発表が3月26日にありました。アクセルマーク(AXEL MARK)株式会社が「Blockchain Game Info」というブロックチェーンゲームの紹介メディアの運営を開始したとの発表です。
「Blockchain Game Info」は同社のオンラインエンターテイメント事業の一環で国内外問わずDAPPSの最新の取引情報、前日から取引量が急上昇したゲームに関しては「急上昇」の表示がありユーザーは人気アプリの情報をいち早くゲットすることができます。
アクセルマーク株式会社はDAPPSの浸透により、毎日のようにアプリがリリースされているにも関わらず日本語対応の紹介メディアが少ないところに注目しメディアの運営を開始しています。今後も様々な機能を搭載していきユーザーの使いやすさを追求していくと意気込んでいます。
Blockchain Game Infoについて
Blockchain Game Infoのサイトを覗いてみると実に様々な情報が公開されています。まず、トップページを覗いてみると上部には新着記事の紹介と人気のブロックチェーンゲームがランキング形式で掲載されています。
こちらはトップページ上部にある新着記事の一部です。ブロックチェーンゲームの紹介メディアですがビットコインやイーサリアムに、マイニングについてのコラム記事もありますので時々読んでみて知識の習得をしてもいいでしょう。
そして、圧巻は1日のDAPP内の取引量にの多さの順で人気のゲームがランキングになっています。
画像のような形で1ページあたり50位までのランキングが一気に公開されています。そのゲームがどのようなジャンルのゲームなのか、1日の取引量、1週間の取引量、決済数などの情報も記載されていますのでアプリ選びに非常に役立ちます。
ブロックチェーンゲームについて
分散型アプリケーション(DAPPS)を使ったブロックチェーンゲームと言われても、まだ理解できない方もいると思います。ここからはブロックチェーンゲームのメリットなどを解説していきます。
ブロックチェーンのゲーム応用のメリット
ブロックチェーンゲームは先に触れているように分散型アプリケーションです。言うなればブロックチェーン上で出来上がったアプリでブロックチェーンのメリットを最大限に生かしたゲームになります。
ブロックチェーンの特徴を使うゲームとなれば以下のメリットがあります。
- 分散管理するため改ざんがほぼ不可能でデータもしっかり保管できる
- ブロックチェーン上で発行したトークンをゲームで利用
- 獲得したトークンは資産として残り続ける
ブロックチェーンはネットワークに参加する多くのコンピュータで管理されますのでデータを書き換えるなどの不正行為はほぼ起きません。運営元が意図的に不正な操作によってゲームを操ることもできません。不正ができないのと同時にゲームのデータを安全に保存することにも向くわけです。
ブロックチェーン上では仮想通貨の一種であるトークンの発行が可能でブロックチェーンゲームにも利用が可能です。ゲーム上で装備品やアイテムの購入にトークンを使うイメージを持ってください。
トークンの中にはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されるものなどがあり、仮にそのトークンを使うゲーム自体が無くなってもトークンは残ります。ブロックチェーンゲームは資産を残せる方法の一つになるのです。
従来のゲームとの違い
ブロックチェーンゲームは従来のゲームと比べていろんなメリットが考えられます。先ほど解説した特徴がそのまま従来のゲームとの違いになります。
従来のゲームならゲームのプレイデータを保存しても保存しているハード(スマホやゲーム機)が故障するとデータがなくなる可能性もあります。
故障に備えてバックアップをとる手間は面倒に感じるかもしれません。その点、ブロックチェーンゲームならばデータは安全に保管され、改ざんなどの不正に遭うこともほぼありません。ハードが故障してもデータはブロックチェーンに保管されますので安心して遊べるわけです。
また、先の解説でも申したようにトークンを利用することは資産を残すことでまりました。例えば、流行りのスマホゲームで課金してアイテムを購入してもゲーム上でしか使えません。遊んでいるスマホゲームのサービスが終了すれば課金したお金は無意味になります。
ブロックチェーンゲームはゲームで遊びながら資産を残し、さらに、トークンは日本円に換金もできます。大げさな例えに聞こえるかもしれませんがゲームをして稼ぐ時代になるかもしれません。
以上のようにデータ保全や不正防止、資産として残せる点が通常のゲームとブロックチェーンゲームの違いです。
イーサリアムなどの仮想通貨に使われているブロックチェーンが使われてるゲームの紹介
最後にすでにリリースされているブロックチェーンゲームにはどのようなものがあるかを紹介します。ちなみに今の所、イーサリアムのシステムを使い開発されているゲームが多くなっています。
- 「Bitpet(ビットペット)」
- 「ETH.TOWN(イーサタウン)」
- 「NOVABlitz(ノヴァブリッツ)」
デジタルペットの育成ゲームとして人気で、登録者は5万人を超えています。イーサリアムのブロックチェーンを使っているゲームです。
自分のペットを育成するだけではなく合成やオークションでレアキャラを獲得したりできる機能もあります。ブロックチェーン上で管理しますから永遠にあなたのペットキャラクターは消えることはありません。
自分が不動産投資家となって売買取引やボーナスの獲得、シェアの拡大を図っていくゲームです。所有したエリアでミニゲームもあり、ゲーム内のキャラクターとの連動性もあります。
ヒーローと呼ばれるキャラを操作するわけですがレベルを上げていくことで獲得できるイーサリアムが変化します。イーサタウンはフロアを獲得しそこでミニゲームによるボーナスを得て、ヒーローのレベルアップを楽しめるゲームです。
男子なら誰もが幼少期にはまったであろうトレンディングカードゲームがブロックチェーンゲームでもリリースされています。ルールも簡単になっています。
しかし、通常のカードゲームのような交互にカードを出し合うターン制ではありません。同時にカードを出し合うので相手の出すカードを予想しながら遊ぶ仕組みになっています。カードの種類や所持する能力も異なり、プレイヤー同士で売買したりバトルの方法もトーナメントやリーグ戦形式のモードで楽しめます。
まとめ
プロゲーマーが存在するようにブロックチェーンゲームでも生活できるようなプロゲーマーが生まれてくるかもしれません。
ブロックチェーンゲーム生計を立てる人が存在するようになれば仮想通貨がトークンエコノミーを形成する一つの事例になります。
また上にも記載しているように資産として残りますし、データが消えることもありません。
Blockchain Game Infoで面白そうなゲームを見つけたら一度初めてみてはいかかでしょうか。
コメントを残す