【教育】日本の未来はブロックチェーンを知ることにあり。



2017年末の仮想通貨の高騰とは打って変わって、2018年の価格は大変落ち着いたものとなりました。

これは世界的に見て投機的な熱が冷めてきている結果とも取れるのではないでしょうか。

投機の次は実用の時代が来ます。いや、すでに実用の時代は始まっています。

通貨としての決済面ではもちろん、ブロックチェーン技術を応用した投票制度など、着々と進んでいるように思われます。

しかし、実用化を進めていくうえでしなければいけないことがあります。

それは「教育」です。

インターネットが普及し始めたときも、徐々にインターネットを学習することの大切さに国が気づき、ゆっくりと学校でのインターネット教育が浸透していきました。

ですが、それでは遅いと感じています。

今後の仮想通貨、ブロックチェーンを日本が引っ張っていくには、この黎明期における教育を実施すべきだと思うのです。

それを受けて今回は、日本の、世界のブロックチェーン教育を紹介していこうと思います。

日本の教育制度

日本の教育は世界的に見ても高水準にあります。その日本ではブロックチェーンに対してどのような教育サービスが行われているのか見てみましょう。

東大の「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」を紹介する

平成30年11月から東京大学大学院工学系研究所において「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」を開設しました。

この寄付講座はマネーフォワードや三井住友などの企業が総額9000万円の寄付をしたことによって実現しました。

この講座では三つの軸をもって学びの場を提供するとされています。

  1. 人材発掘
  2. 技術開発
  3. 社会実装

東京大学という日本最高峰の学生が集まる場所で金融の企業が寄付講座を取り組むことに大きな意義があると思います。

大学の教授も当然ハイレベルで実戦経験も豊富なのかとは思いますが、実際に現場で働いている人たちから得られる情報はまた違ったものになるのではないでしょうか。

この講座は三年間継続されるそうですが、上記の三つの軸で進められることで社会に対して大きな影響を与える人材が生まれる予感がします。

POLを紹介する

株式会社techtecが提供する「POL(ポル)」というサイトは、仮想通貨とブロックチェーンに関しての学習サイトです。

スライドやその章に関する小テストを用いているため、初心者の方でも一人で楽しく学習を進めることができます。

ポルで学習するすべての人が仮想通貨やブロックチェーンに対して、より親しみをもってもらいたいという考えで営しています。その結果、個人のキャリア選択の幅が広がり、仮想通貨やブロックチェーン業界が盛り上がりを見せます。

POLは「Proof of Learning」の略です。ここからは完全に私の想像ですので、間違っていたらすみません。

「PO〇」という形はコンセンサスアルゴリズムに用いられます。代表的なのがPOWです。

コンセンサスアルゴリズムの詳しい解説はこちらをどうぞ。

ビット編集長の初心者まるわかり講座 #07「PoWって?」

2018.11.30

POLは「学習の証明」と訳すことができます。ポルを使って学習を進めていくことで、よりたくさんの人が知見を広めていき、社会自体が分散化に近づいていきます。そんなときにポルを使って学習をしていた人により多くの承認権が与えられる、ポルに限らずしっかりと学習していた人に承認権が与えられる、そんな希望が込められているのではないかと勝手に想像しました。

私の持論に、完全にトラストレスな社会にはコンセンサスアルゴリズムは存在しないというものがあります。

よってこのポルも、最終的にはなくなっていくのでしょうが、それはポルによっての教育が完全に浸透しきって、もはや教育する必要がなくなったという状況なのです。

トラストレスな社会を目指したときのマイルストーンにポルは必ず入ってきます。これからも応援したいと思います。

世界の教育制度

ここからは世界の教育事情を見ていきたいと思います。

10際の少女が立ち上げた学習支援プラットフーム「kidlet」を紹介する

たった10歳の少女(Kaede Takenakaさん)が作り上げたのがこの「kidlet(キッドレット)」です。

キッドレットが対象にしているのは子供たちの世代です。ネイティブなブロックチェーン世代になる今の子供たちに、小さいうちから金融教育をさせることがキッドレットの目的です。

キッドレットはNEMのプラットフォームを利用しています。これは創設者であるKaedeさんの親がNEM財団のタイ国カントリーリーダーをしているということも関連していますが、NEMが教育に対して力を入れているということにもつながります。

もともと「New Economy Movement」を掲げているNEMですので、新しい世代に対しての投資はいとわないでしょう。

キッドレットは、親のお手伝いや宿題をしっかりとできたときにそれらと引き換えになる報酬をトークン化することを目的としています。子供のころからトークン化されたものと触れ合うことによって、フィアットによるものではない分散化に近づいている社会を体感することができます。

それと同時に、同年代の少女がこの仕組みを作ったことが知られれば、自分もそういうものを制作したいというモチベーションにもつながります。YouTuberがそうであったように。

これからの時代を担っていく子供たちがよりクリエイティブになることを願っています。

「Binance Academy」を紹介する

Binance Academy(バイナンス アカデミー)は世界最大の取引所であるバイナンスが提供するブロックチェーンや仮想通貨について学ぶことができる教育サイトです。完全無料で視聴することができ、よりたくさんの人にブロックチェーンや仮想通貨をしってもらいたいという考えがあります。

カテゴリーとしては「ブロックチェーン」「セキュリティ」「エコノミー」「チュートリアル」が設けられてあり、それらの中にいくつもの動画と解説文が存在しています。

日本語版のサイトはありませんが、15か国語に対応しているので世界中の人に届けることが可能になっています。

また、バイナンスアカデミーに投稿されている動画はバイナンスだけでなくほかのコミュニティが制作したモノもあるそうです。投稿されることでBNBトークンが発行されるというインセンティブもあります。

バイナンスに関する記事はこちら。

ブロックチェーンを利用した教育サービス

この段階では、ブロックチェーンの教育ではなく、教育でブロックチェーンを使っている例を挙げていきたいと思います。

より実用化に近づけるために、効率よく学習を行えるようにしている事例を見てみましょう。

ソニー・グローバルエデュケーション

家電や電子機器のSONYが他分野にも取り組もうとしている事例の一つが教育だと思います。

同社が提供する教育ネットワークはEDN(Education Data Network)です。

EDNでは、今後の教育に必要な

  • 多様な学びの記録
  • デジタル教材のデータ集約
  • ポータビリティの実現

の三つのポイントを押さえられており、未来のインフラ整備に乗り出していくあたらしい形です。

このEDNははじめは学校教育に取り入れられていく予定です。しかし、教育というものの在り方を考えたときに、学校教育だけではなく、幼少期から高齢者までさまざまな世代の方に活用してもらえるような形にしていくようです。

また、ブロックチェーンで成り立っているので情報が蓄積されていきます。よりたくさんの人によって作られることによって、情報の価値を高めていくことができ、より精度の高い教育ネットワークを構築することが可能になります。

NTOK

NTOKはイーサリアムのプラットフォームを利用して作られたオンライン学習サイトです。講師と学生のマッチングサイトとも考えられます。

学校に行っていると、必ずしも講師と学生のレベルがあっているとは限りません。また、大人数での授業は授業効率はいいかもしれませんが、学習効率は良くありません。

家庭教師や個別指導塾もありますが、移動費やそもそも塾がないといった問題も生じ、コストがかかってしまうのが現状です。第三者を仲介することによって料金が上がってしまうことも問題の一つとして挙げられるでしょう。

それを解決するのがNTOKです。

講師は自身の経験値をトークン化し、学生や教材を作っている業者に対して販売します。

学生は自分が本当に価値のあると思った講師のトークンを買うことで正当な教育を受けられ、講師も正当な報酬を受け取ることができます。

多数の学生や講師がNTOKに参加することによって、講師に対する評価の質は上がり、同時にトークンの価値も上がり、利益になるという仕組みにもつながります。

改ざんもできないので、講師に対して正しい評価が与えられ、講師のモチベーションにもつながります。

日本は今後どのような教育をしていくべきなのか

ここまでブロックチェーンの教育、ブロックチェーンを利用した教育についてみてきました。

これからの時代に必要なのは、ブロックチェーンに対してのリテラシーだと考えています。ブロックチェーンという仕組みを使うにも作り上げるにも、そもそもの理解がないとなにも生み出すことはないでしょう。

私たちの生活に欠かせない存在になったLINEもDAppsを公開しました。身近なところからすでに社会が変わり始めているのです。

EDNのところでも触れましたが、人生のどこを切り取っても学んでいる状態が本来のあるべき姿だと考えています。あるべき教育の姿は、ブロックチェーンの仕組みを使ってブロックチェーンのことを学ぶことができる状態です。

どこにいても学ぶことができる、学べば学ぶほど教育の質が上がっていく、そんな姿が理想的だと思います。

ブロックチェーン教育についてまとめる

ブロックチェーン教育は今後、必ず重要なものになってきます。

日本がブロックチェーン先進国になるためにも、まずは2019年、教育の整備に力を入れるべきだと考えています。

そして、のちの世代の優秀な人材がブロックチェーンを使って大きく社会を変えてくれるでしょう。

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