仮想通貨取引所としてはサービスがまだ始まっていませんが、SBIグループは、ブロックチェーン・仮想通貨のジャンルにおいてRipple Asiaと提携するなど、ビジネスを多く展開しているため非常に着目されています。
ここでは、SBIグループの仮想通貨取引所についてご紹介しましょう。
目次
仮想通貨取引所の仮称はDigital Asset Ex-change
SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社というSBIグループの企業は、仮想通貨交換業に2017年9月に登録しました。
仮想通貨取引所の名称は、まだ正式に決まっていませんがDigital Asset Ex-changeと言われています。
仮想通貨取引所として、サービスはまだ本格的に始まっていませんが、一般口座が開設できる時期がいつになるかを、SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社は2018年2月中には報告するとしています。
まず、仮想通貨取引所を運営するSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社についてご紹介しましょう。
SBIの仮想通貨取引所がオープンする時期
仮想通貨取引所がオープンする時期については、SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社のホームページに、2018年1月30日付けで「仮想通貨取引サービス開始の時期に関するお知らせ」が掲載されています。
このお知らせの内容についてご紹介しましょう。
当社は、現在、仮想通貨取引所のサービスを始めるために最終の確認を行っています。
当社のウェブサイトで、本年2月中に次のようなことをお知らせします。
- 取引に必要な書類を、優先口座開設を先行予約で完了したお客様へ郵送する時期
- 口座開設申込を一般のお客様から受付始める時期
なお、この内容については、2018年2月27日付けで延期するとなっています。
仮想通貨取引所を新たにオープンするSBIはどんな企業なのか?
SBIグループの主な事業としては、
- 金融サービスという金融商品の証券・銀行・ローン・保険などや関係するサービスなどを行う事業
- アセットマネジメントというバイオ、IT、エネルギー・環境と金融関係の国内・国外のベンチャー企業などに投資する事業
- バイオ関連という健康食品・化粧品・創薬において展開をグローバルに行う事業
が挙げられます。
グループ企業としてSBI証券がある
その他証券系の関連ビジネスは、グループ企業としてSBI証券があります。
ビジネス分野の高度化やサービス・商品の多様化を通して、圧倒的な地位をオンラインの証券業界で確立しています。
これからは、ストックビジネスをホールセールビジネス分野を拡げることなどによって増強し、順次本格的に対面証券の大手と競争する段階へ移行しています。
リテールビジネスという圧倒的なポジショニングがあるものをベースにして、本格的に対面証券の大手と競争してシェアを拡大しています。
グループ企業としてSBIネット銀行がある
銀行系の関連ビジネスは、グループ企業として住信SBIネット銀行があります。
住信SBIネット銀行は、債券投資などによる運用の儲けの拡大や住宅ローンの伸長に伴って、投資の儲けはSBIホールディングスにおいて、前年同期に対して2,949百万円、30.5%増になっています。
順調に口座数は拡大しており、預金残高は圧倒的に競合他社を凌駕しています。
地方銀行の中堅に匹敵するような規模に創業してから10年で成長し、高い顧客便益性のサービスを拡げることによってユーザー層の多様化とシェアの拡大を推し進めています。
SBIの仮想通貨に対しての姿勢
SBIホールディングスが、ブロックチェーンなど仮想通貨関係のビジネスを次々に急速に立ち上げています。
ビジネス分野としては、仮想通貨取引所を運営するだけでなく、仮想通貨のデリバティブマーケットの創設、マイニング、ICOのプラットフォーム、仮想通貨のヘッジファンドを運営するなど、非常にチャレンジング的です。
SBIホールディングスの北尾吉孝社長は、プレゼンテーションを2017年11月30日に行った際に、「健全なものとして仮想通貨を育ていくために、どのようなことをすべきかという観点でビジネスを拡げている」と言っています。
(参考:https://www.businessinsider.jp/post-159519)
ここでは、主なSBIグループのブロックチェーンと仮想通貨関連のビジネスについてご紹介しましょう。
「ブロックチェーン送金」をRipple社と推進する
アメリカの仮想通貨で有名なRipple社とSBIグループが、SBI Ripple Asiaを2016年5月に設立しました。
次世代のブロックチェーン技術を利用する送金インフラを築くことを推進しています。
「内外為替一元化コンソーシアム」の事務局をSBIグループが務めているところには、メガバンク3行、ゆうちょ銀行などの金融機関の60行以上が参加しています。
国際送金の実験も、韓国の銀行と推進しています。
合弁会社を、SBIホールディングスとイギリスのWirex社が設立しました。
VISAのネットワークで仮想通貨を使うことができる決済サービスを、アジアエリアを対象に提供します。
VISAの世界中の加盟店、ATMなどで、「Wirexカード」を通して決済ができるようになるそうです。
SBIの「仮想通貨マイニング」を世界の2カ所で行う
仮想通貨の売買は、ブロックチェーン上の台帳に一定時間ごとに記録されます。
この記録をする場合は、計算が膨大になるので、電力を確保することとコンピューターとして高い計算能力があるものが必要になります。
協力すれば、仮想通貨が対価として払われます。
一連のこのような作業は、マイニングと言われており、日本においてもDMM.comやGMOインターネットなどが参入します。
詳しくはこちらの記事を確認ください。
SBIグループとしては、SBI Crypto社がマイニングを行っていたり、中国にマイニングを行っているプレーヤーが集まっていることが背景にあるそうです。
マイニングの効率をよくする大切な2つの条件は、膨大な計算をコンピューターで行うため、安い電気代のところがメリットがあります。
そして、コンピューターは発熱するため効率的に冷却する必要があるので、拠点を寒冷地に置くことが大切な条件になります。
GMOインターネットは、マイニングセンターを北ヨーロッパに設置したと2017年12月20日に発表しました。
現在のところ、SBIグループは、マイニングに関して詳しいことをはっきり言っていません。
SBIホールディングスの北尾吉孝社長は、「世界の2カ所でマイニングをやることを、GMOインターネットよりも早く始めており、さらに安い、驚くような国でやる」と言って、ライバル会社に対抗しています。
参考:https://www.businessinsider.jp
SBIバーチャル・カレンシーズの特徴
SBIバーチャル・カレンシーズの特徴としては、
- SBIコインというSBIオリジナルの仮想通貨の取り扱い
- SBIホールディングスやSBIグループの中での連携や施策の効果的なもの
が挙げられます。
SBIバーチャル・カレンシーズは、仮想通貨取引所のサービスをまだ本格的に始めていないので、特徴として具体的なものはそれほどありません。
まず、先にご紹介したSBIコインを取り扱うのは、特徴として大きなものでしょう。
また、SBIクリプトカレンシーホールディングスは、仮想通貨の領域において、いくつかのグループ企業がSBIバーチャル・カレンシーの他にもあります。
ビジネス群として仮想通貨取引業と非常に融合性があるICO関係のビジネスやマイニングなどを、グループ企業のSBIクリプトカレンシーホールディングスは展開しています。
このようなビジネス群の施策や連携は、非常に期待できるでしょう。
SBIバーチャル・カレンシーズが取り扱いするコイン
SBIバーチャル・カレンシーズが取り扱いするコインは、まだ正式に発表されていません。
取り扱いが予想されるコインとしては、
- SBIコイン
- リップル(Ripple/XRP)
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
が挙げられます。
まとめ
ここでは、SBIグループの仮想通貨取引所についてご紹介しました。
仮想通貨取引所の仮称はDigital Asset Ex-changeで、仮想通貨取引所がオープンする時期については、SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社のホームページに2月中に明確にするということでしたが、現在延期になっています。
SBIバーチャル・カレンシーズの特徴としては、SBIコインというSBIオリジナルの仮想通貨の取り扱い、SBIホールディングスやSBIグループの中での連携や施策の効果的なものが挙げられます。
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