イーサリアムがマイニングマシーンASICに対応!?気になる今後の動きとは?



イーサリアムの基礎情報

ビットコインに次ぐNO.2

イーサリアムの時価総額は8兆円を超え、ビットコイン(時価総額17兆円)に次いで2番目に時価総額が大きい仮想通貨です。※2018年5月現在

 

 

順位 通貨名 通貨単位 時価総額
1 ビットコイン BTC 14兆円
2 イーサリアム ETH 6.6兆円
3 リップル XRP 2.9兆円
4 ビットコインキャッシュ BCH 2.1兆円
5 EOS EOS 1.4兆円
6 ライトコイン LTC 0.7兆円
7 ステラ XLM 0.588兆円
8 カルダノエイダコイン ADA 0.587兆円
9 IOTA MIOTA 0.52兆円
10 トロン TRX 0.4兆円

※2018年5月現在

ビットコインもイーサリアムもブロックチェーンを利用して情報を管理するシステムですが、ビットコインはそれを暗号通貨として利用している一方で、イーサリアムは「スマートコントラクト」を行うためのプラットフォーム構築に利用しています。

そのため、今後イーサリアムが社会的に大きく普及する可能性があるのではないかと予想する人も多いようです。

スマートコントラクトとは

スマートコントラクトは、ブロックチェーンの特長でもある非中央集権化を利用して、第三者を介すことなく、安全かつ自動的に契約を取り交わすことができる仕組みです。
簡単に説明すると、スマートコントラクトは取引を行う際の取引に関する履歴や契約内容をブロックチェーン上に記録します。これにより契約の実行履歴がすべて公開・記録されるため透明性が高くなり、契約相手の信用度を気にする必要が低くなります。
これまでは契約の不履行や不正を防ぐために、金融機関等に取引仲介を依頼したり、紙面での契約にサインや押印を用いてきましたが、スマートコントラクトではこれらが不要になります。

これにより契約に関わるコストや訴訟・トラブルを大幅にへらすことができると期待されています。

イーサリアムの重要な過去のハードフォーク

仮想通貨はアップデートするためにハードフォークをしばしば行っています。
イーサリアムにおけるハードフォークについて見ていきましょう。
ハードフォークについてはこちらの記事を参考にしてください。

ハードフォークとは何か?仮想通貨に市場にもたらすメリットとデメリット

2018.04.04

ハードフォークによるETCの誕生

イーサリアムは2013年に誕生し、2014年からプリセールが行われました。
そして4段階のハードフォーク(アップデート)が予定されており、現時点では3段階まで進んでいます。

時期 概要
フロンティア 2015年7月~ テスト版

技術者向け

ホームステッド 2016年3月~ 安定版

多くの企業が利用できる用に変更

メトロポリス 2017年10月~ パフォーマンス改善

プライバシー強化

マイニング対策

セレニティ 未定(2018年?) PoWからPoSへ移行

仮想通貨にはハッキングなどによる不正流出への懸念を払拭することができません。

イーサリアムでは、2016年6月の「the DAO事件」が有名であり、この事件をきっかけに行われたハードフォークで誕生したのが「イーサリアムクラシック」です。

ただしこの事件はイーサリアムに技術的問題があって発生したのではなく、スマートコントラクト上に記録したプログラの中に脆弱性があったことが原因であり、イーサリアム自体の堅牢性が疑われるものではありません。

イーサリアムクラシックのハードフォーク&AirDrop情報から見る将来性まとめ

2018.05.10

ASIC耐性イーサリアムの話題

マイニングを行うマシーンにASICと呼ばれる高性能なものが存在しています。
そのASICとそれに対応しようとするイーサリアムについて解説していきます。

マイニングとは?

ブロックチェーン上に記録された取引履歴の整合性を確認するための作業をマイニング(採掘)と呼びます。


このマイニング報酬を目当てに、マイニングに特化した高速演算ができる集積回路を開発するユーザーが現れたのです。この集積回路をASICと呼びます。

ルール的には、公平に世界中の誰もがマイニングできるのですが、実質的にはこのASICを持つものだけが有利にマイニングを行うことができてしまいます。

このASICの開発には非常に高いコストが発生するために参入障壁が高く、資金力がある一部のユーザーによってマイニングが独占されてしまう状況が生まれました。

これは「非中央集権化」を理想とする仮想通貨にとって好ましくない状況であり、これを回避する施策が求められるようになりました。

ASIC耐性イーサリアムとは?

イーサリアムでもASICへの対応が求められており、イーサリアムではASIC耐性をもつPos(Proof of Stake)への移行する方針を発表しています。

これが第4のハードフォーク「セレニティ」で実施されるのではないかと予想されています。

ビットコインでも一部のマイナーによるマイニング独占問題を解決するためにハードフォークが行われており、これにより誕生したのがビットコインキャッシュです。

BitmainのASICマシーン

仮想通貨のマイニングを行う集団はアジアに多いようで、特に中国に拠点を置くマイニング用ハードウェア生産メーカー「Bitmain」が開発したASICマシーンが、多くのマイナー達によって利用されています。
Bitmainはイーサリアム専用のASICマシーンも開発・生産しており、この状況にイーサリアム開発者達は懸念の声を挙げています。

イーサリアムの創設者の一人であるVlad Zamfirは、非公式な形でTwitter上にて、イーサリアムユーザーに対して「ASIC耐性を持つアルゴリズムへの変更を伴うハードフォークに賛成するか?」と質問を行っています。

回答の結果、57%のユーザーがASIC耐性への賛成を表明しています。
あくまでも非公式な質問としていますが、今後イーサリアムがASICへの何らかの対策をおこなうことは間違いないでしょう。

今後の動向

イーサリアムは今後ハードフォークするか?

イーサリアムがASIC対策としてPoWからPoSへの移行を発表しているにも関わらず、BitmainはASICを開発・販売しています。

これはBitmainが、イーサリアムがASIC対策をする際には「ソフトフォーク」ではなく「ハードフォーク」を行うと予想しているからだと考えられます。

「ソフトフォーク」は、これまであった通貨に対して技術更新をする「上書き方式」に対して、「ハードフォーク」はこれまでのイーサリアムから、ASIC耐性をもった新しい通貨を誕生させる「分裂方式」となります。
つまりイーサリアムがASIC耐性イーサリアムを登場させても、一方でPoW型のイーサリアムは残るため、そちらへの販路が残されていると判断したためと推測されます。

BitmainとMonero

BitmainによるASICに対抗する立場をとっているのが、仮想通貨Moneroです。

匿名性を重視した仮想通貨を目指しているMoneroは、ASIC反対の立場を強く表明しており、2018年2月に定期的にアルゴリズムの変更を行うことを発表しています。

これに対して、BitmainもMoneroの最新アルゴリズムに対応したASIC搭載マシーンの開発を行うなど、BitmainとMonero間での争いが大きな注目を集めています。

まとめ

POWのマイニングの場合資本力がありASICを購入できる人が有利にマイニングができるという中央集権的な考え方が表れている例と一つであると感じます。
そこに対してPOSという仕組みで解決しようとするイーサリアムは非中央集権という点でも評価する点ではないでしょうか。

マイニングの方法の違いについても理解したいところです。




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