【ブロックチェーン】インターネットとの類似点から普及に必要な要素を考察する



次世代のテクノロジーとして、社会的に普及してきたものがいくつか挙げられます。
AI、生体認証、5Gなどです。

そのどれもをCoininfoは記事として発信してきました。
しかし、Coininfoが最も重要視しているテクノロジーがあります。

みなさんすでにお判りだと思いますが、「ブロックチェーン」です。

ブロックチェーンを基盤としたインターネット社会のことをWeb3.0と言います。

これからの時代が、現代よりもさらにネット社会になることは想像できるかと思います。今後はそのインターネット社会に、ブロックチェーンが入り込んでいくWeb3.0の時代に突入していきます。

今回の記事では、Web3.0社会に必須のブロックチェーンが、社会に普及していくにはどのような要素が必要なのかを考察していきます。

インターネットが普及するまでの歴史をたどる

導入部分でWeb3.0について触れました。ブロックチェーンの普及を考えるにあたって、インターネットがどのように普及してきたのかを考えることはとても重要です。

まずはこちらのサイトを参考に、インターネットの始まりから現代にいたるまでを考察していきます。

インターネットは戦争のために開発された

インターネットで初めて交わされた文字をみなさんはご存知でしょうか?

「L」「O」の2文字だったそうです。

1969年に初めて文字が交わされて、しかもその2文字は「LOGIN」と送るはずだったものが途中で失敗してしまったことから生まれた2文字だったのです。

それからちょうど今年で50年。インターネットというテクノロジーは生活になくてはならないものに成長していきました。

では、始めはどの分野で使おうとしていたのでしょうか?

それは、軍事利用です。

いまみなさんが使っているインターネットは、もともとは戦争のために開発されたのです。

インターネットはホームページとともに社会に浸透した

そしてインターネットを爆発的に普及させたのが、ホームページの仕組み(World Wide Web)の開発です。

もともとは自分が立ち上げたWeb上にしか、アクセスすることができませんでした。
World Wide Webによって、Web上にリンクを貼り、別のページに飛ぶことができるようになりました。

これがインターネットを社会に浸透させるきっかけでした。

その後のインターネットの飛躍はとても目覚ましいものがあります。

Amazonがサービスを開始したり、検索エンジンをGoogleやYahoo!が取り入れたりと、私たちの生活により身近になっていきました。

現代に近づくにつれて、生活のあらゆる場面や場所にインターネットが介在するようになっています。

インターネットの歴史をまとめる

インターネットの歴史を振り返ると、

  1. 戦争という必要性のために、インターネットが誕生し
  2. World Wide Webによって、プロダクト同士を繋げる仕組みができ
  3. 実生活で利用できるようになった

とコンパクトにまとめることが可能です。

もともとは軍事的な必要性から開発されたインターネットですが、繋げる仕組みが開発されたことによって社会全体に浸透していきました。

ブロックチェーンの現在地を探る

インターネットの歴史を踏まえたうえで、ブロックチェーンの現状を考察し、整理していきます。

ブロックチェーンは10年前に誕生した

2009年にサトシナカモトが発表したビットコイン(Bitcoin/BTC)論文にて、ブロックチェーンが誕生しました。。

サトシ・ナカモトの論文から学ぶ 仮想通貨の仕組み【ビットコイン ホワイトペーパー】

2018.10.28

サトシナカモトがブロックチェーンを開発した背景には、既存の金融機関への不信感がありました。
そしてビットコイン論文を書くきっかけになったのが、リーマンショックです。

詳しくは以下の記事にて解説していますので、ぜひご覧になってください。

【ビットコイン神話説】サトシ・ナカモトは何を感じたのか?仮想通貨が誕生した歴史を徹底解説

2018.09.11

ブロックチェーンは社会実装の段階である

選挙や食品、物流など、ブロックチェーンの実用化が進んできています。

【実証済み】5年以内にネット投票が変わる?広がるブロックチェーンの可能性

2018.11.17

ブロックチェーンという技術は革新的な発明です。

しかし現段階で社会に大きく普及していないのは、「きっかけ」がいまだに訪れていないからです。
このきっかけというのは、インターネットでいうところのWorld Wide Webの発明です。

ブロックチェーンが普及するようなきっかけが訪れていないことが、完全なる実用化に至れていない1つの要因だと言えます。

ブロックチェーンは実装段階にあり、きっかけを探しているフェーズにあるのです。

ブロックチェーンが社会に浸透するには?

では、ブロックチェーンが社会に浸透していくにはなにが必要なのでしょうか?

大きく分けて2つの答えがあると考えました。

ブロックチェーンによってプロダクト間のつながりを作る

先ほども記述した通り、現在のブロックチェーンにはいまだにきっかけが訪れていません。そしてそのきっかけとは、この世の中に存在する様々なプロダクトを繋ぐような存在が誕生することです。

World Wide Webは当時のインターネット上にあるプロダクトを繋げることに成功しました。しかし、ブロックチェーン上にあるプロダクトを繋ぎ合わせるような存在はいまだに現れていません。

それらを繋げる存在が誕生したときこそ、ブロックチェーンは社会に浸透していくのです。

実生活で使うきっかけを作る

そして2つ目が、実生活で使える機会を創出することです。

ブロックチェーンは技術なので、目に見える存在ではありません。目に見えないものは実体として感じにくいため、使用するハードルが上がってしまいます。

インターネットは目に見える形、例えば検索エンジンのような形で人々の生活に浸透してきました。

つまり、ブロックチェーンの普及には「手触り感」が必要なのです。
手触り感のあるブロックチェーンを使ったプロダクトこそ、ブロックチェーンが社会に浸透するための第1歩として必要です。

ブロックチェーンの普及についてまとめる

今回の記事では、ブロックチェーンが社会に普及、浸透していくのに必要な要素を考察してきました。

ブロックチェーンは、

  • World Wide Webのようなきっかけが訪れていない
  • 実用化においてそのメリットをほとんどの人が理解できていない

のような原因によって爆発的な普及が生まれていないのです。

それにより消費者は、ブロックチェーンへの認識をいまだにアップデートできていません。
多くの人は、仮想通貨に抱くネガティブな感情のままなのです。

それを取り払うには、ブロックチェーンにもきっかけが訪れ、人々の生活に馴染むことのできる「手触り感」のあるプロダクトが生まれる必要性があるのです。

インターネットが普及するのに20年かかりました。

ブロックチェーンは誕生から今年で10年経ちます。

インターネットがかつて爆発的に普及したように、ブロックチェーンが普及する時代はもうすぐそこに迫ってきているのです。

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