イーサリアム(Ethereum/ETH)のマイニングで悩んでいる人のために、役立つ情報を公開します!
耳寄り情報だけでなく、イーサリアムのマイニングに関する基礎知識もまとめているので、良ければこちらも参考にしていただければ、より効率的なイーサリアムマイニングをご紹介します。
目次
イーサリアムのマイニング形式は今はPOW方式が主流
POWとは、Proof of Workのことです。
イーサリアムのマイニングでは主流となっている方式で、マイニングを行った人に対して報酬が支払われるようになっているのが特徴です。
また、どのような人に対しても報酬が支払われるのではなく、より早くブロック生成を行った人に対して、報酬が支払われる仕組みになっています。
イーサリアムのマイニングはビットコインと同じPOW方式
ビットコインもイーサリアムと同じで、POW方式を導入してマイニングが行われています。
イーサリアムと同じなので、他よりも早く正しいトランザクションの記録を行うと、報酬が支払われる仕組みになっているのです。
ただし、以下のようなメリット、デメリットがあるので、こちらにも注意してマイニングに参入したほうが良いでしょう。
POW方式のメリット、デメリットは以下のとおりです。
- 誰でもマイニングに参入できる
- マイニングマシンが必要
- マシンを動作させるための電気代がかかる
POW方式の場合、自由競争という形でマイニングに参入できるようになっています。
ただし、今では多くの個人、業者が入り混じってマイニングを行っているため、その中で成果を示せるだけの力がない場合、マイニングで大きな利益を上げられるとは限りません。
「セレニティ」へのアップデートでPOS式に変更
イーサリアムアップデートには4つあります。
- フロンティア(Frontier)
- ホームステッド(Homestead)
- メトロポリス(Metropolis)
- セレニティ(Serenity)
セレニティに向けてアップデートを行っているイーサリアムですが、現状はメトロポリスです。
また、メトロポリスの次がセレニティではなく、正確にはメトロポリス内にもアップデートが存在し、ビザンティウム(Byzantium)、コンスタンティノープル(Constantinople)の順でアップデートを行い、その後がセレニティ(Serenity)となっています。
つまり、現状はメトロポリスのビザンティウムということになり、今後セレニティへのアップデートでPOW方式が、POS方式に変わります。
現在はアップデートをする予定はあるのですが、実装されていない状況となっているのです。
POSのメリット
POW方式、POS方式の特徴と違いを表でまとめてみました。
マイニング報酬
POW | 大量の計算で報酬が多くなる |
POS | 資産が多いほど報酬が多くなる |
電力消費
POW | 電力消費コストが大きい |
POS | 電力消費コストが小さい |
POS(proof of stake)方式は、仮想通貨の保有量に応じて、新規発行の仮想通貨がもらえる仕組みになっています。
そのため、資産保有量(仮想通貨の保有量)が多い人ほど、多くの報酬がもらえる仕組みになっているのです。
しかもPOS方式は膨大な計算を行いません。
そのため、POW方式より消費電力コストが小さいのです。
twitterでわかるPOSへの移行に関する意見
肯定的な意見
イーサリアムがPOW方式からPOS方式に移行することで、POS方式の長所である電力消費コストの少なさを、利用者が得られるようになります。
また、51%攻撃のリスクも低減できるので、POS方式への移行に対して肯定的な意見を持っている方は、これらの長所も踏まえて概ね肯定されている状況です。
ちなみにイーサリアムは、同時に Proof of Work に加えて Proof of Stake ができるよう変更を加えた。今年中にはPoSのみにするつもりらしい。これにより大量の電力消費を抑え、51%攻撃のリスクを減らせるとされる。なお、PoSは保有量が多い人ほどマイニングに参加しやすくなるらしい。
— TMHK (@tmhk0) June 18, 2018
否定的な意見
POS方式に対して否定的な意見を持っている方でも、イーサリアムが段階的にPOS方式に移行することは良いと答えています。
しかし、資産を多く保有している人ばかり得をする仕組みになっているため、このようなところは良くないといった意見を、POS方式への移行に否定的な方たちは持っているのです。
イーサリアムは段階的にproof of stakeに移行するわけだけど、やっぱりNEMみたいなproof of importanceの方が好きだね、経済学かじってるからか、相場好きだからか
「お金は溜めずに回すもの」だと思っているから、ホールドしてるだけのところにより多く分配されるシステムは好きじゃない
— 太郎 (@talopon) June 25, 2018
イーサリアムマイニングの現状
イーサリアムのマイニングには以下のような種類が存在します。
- ソロマイニング
- クラウドマイニング
- プールマイニング
今までのマイニングは、ソロマイニング、プールマイニングが主流でした。
しかし、今ではクラウドマイニングという画期的なマイニングも出てきたため、個人、業者としてマイニングに参入するか、それともクラウドマイニングという形で、間接的にマイニングに参入するという人たちも増えているのです。
高い競争率と高性能な機材が必要なソロマイニングとは?
ソロマイングとは、マイニング作業をすべて個人で行うことを意味します。
その際に必要となる機材は、デスクトップパソコン、マイニング専用グラフィックボード、ウォレット、マイニングソフトです。
機材の詳細については、ゼロはじ(ゼロからはじめるビットコイン)を参考にしてください。
ソロマイニングのメリットデメリットは以下のとおりです。
- マイニングで得た報酬はすべて自分のもの
- 参入者数が多過ぎる
- マイニング競争率が高い
ソロマイニングに向いているのは、より高性能な機材を用意できる、潤沢な資金を用意できる個人となります。
その理由ですが、マイニングを処理するための機材を用意しないといけない、高性能なコンピューターを用意するためのお金を用意しないといけないからです。
さらに、マイニングを処理する際に発生する、多額の電気代も支払わないといけないため、ソロマイニングは潤沢な資金も用意できないといけません。
投資を通じてマイニングに参入できるクラウドマイニング
クラウドマイニングとは、個人や複数人がマイニングに参入するものではなく、マイニングを行っている企業、団体に対して投資する形のマイニングです。
多くの投資を行っている人ほど、マイニングで発生する報酬を多くもらえる仕組みになっています。
株式投資と同じで、多くの投資をしている人ほど、投資後の配合が多くなる仕組みというわけです。
- 専門知識が無い方でも間接的にマイニングに参入できる。
- 設備投資、維持管理費(電気代など)がかからない
- 投資先を選ばないといけない
クラウドマイニングは機材などの準備が必要ありませんが、
実績があり信用できるマイニング業者も存在すれば、逆に実績が少なく信用して良いのか不鮮明なマイニング業者もいるため、マイニング業者を見極める目が要求されます。
このようなメリットがあるため、ソロマイニング、プールマイニングへの参入が難しいと考えている人ほど、クラウドマイニングが向いている人になるのです。
オススメのクラウドマイニングは、hashing24(ハッシング24)です。
hashing24がオススメの理由ですが、他のクラウドマイニングとは違い収益を公開しているからです。
このような公開はブログ内でも行っているので、クラウドマイニングの詳細を理解したい、リアルタイムの変化を確認したい人にオススメです。
その他の特徴としては、hashing24であれば無期限のクラウドマイニング契約が、オークション形式で出品されているところでしょう。
通常のクラウドマイニングは3年間なので、長く腰を据えてクラウドマイニングをしたい人にもオススメです。
複数人でマイニングに参入できるプールマイニング
プールマイニングとは、ソロマイニングのように個人でマイニングを行うのではなく、複数人によるコミュニティでマイニングを行います。
ソロマイニングとの大きな違いは、報酬が平等に分配されないところでしょう。
プールマイニングの場合は使用されたコンピューターが、どの程度でマイニングに貢献しているのか、マイニングの貢献度が記録される形になっています。
そんな貢献度を参照して、最終的にマイニングの報酬が分配される仕組みになっています。
プールマイニングで必要となる機材ですが、ソロマイニングのようにデスクトップパソコン、マイニング専用グラフィックボード、ウォレット、マイニングソフトが必要です。
機材の詳細については、ゼロはじ(ゼロからはじめるビットコイン)を参考にしてください。
- 複数人でマイニングを行っているため、ソロマイニングよりも報酬を得やすい
- 複数人でマイニングを行っているため、ソロマイニングよりも報酬額が少なくなる
- ソロマイニングと同じで競争率が高い
このようなメリット、デメリットがあるため、ソロマイニングで戦っていく設備がないので報酬が少なくなるのは仕方ないがマイニングをしたい人におすすめです。
オススメのプールマイニングは、マイナーゲートです。
マイナーゲートは、メールアドレス、パスワードを登録しアカウントを作成するだけで、プールマイニングをスタートできるので、初心者向けのプールマイニングとなります。
しかも、マイナーゲートを利用した際の手数料は、マイニングで発生した費用のみとなっているため、安心してマイニングを進めることができます。
その他の特徴として、マイナーゲートの対応通貨は15種類と多いです。
対応通貨の中には、仮想通貨として有名なビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、イーサリアム・クラシック(EthereumClassic/ETC)、ライトコイン(Litecoin/LTC)、ダッシュコイン(Dash/DSH)も含まれますので、このような仮想通貨でプールマイニングできるのも、マイナーゲートだけの魅力と言えるでしょう。
イーサリアムマイニングはどれくらいもうかるのか?
イーサリアムのマイニングは儲かるのか?についてですが、2018年1月の段階ではかなり儲かっていました。
以下の表は、ハッシュレート30MH/sでマイニングしている結果です。
1日のマイニング報酬(ETH)を、その日の始値で日本円換算している生々しいマイニング報酬をどうぞ。
日付 | ETH始値 | 報酬(ETH) | 報酬(JPY換算) |
---|---|---|---|
2018/1/1 | ¥87,337 | 0.0043392 | ¥379.0 |
2018/1/2 | ¥90,433 | 0.0042407 | ¥383.5 |
2018/1/3 | ¥97,443 | 0.0042832 | ¥417.4 |
2018/1/4 | ¥110,000 | 0.004171 | ¥458.8 |
2018/1/5 | ¥110,789 | 0.0042553 | ¥471.4 |
2018/1/6 | ¥110,000 | 0 | ¥0.0 |
2018/1/7 | ¥116,400 | 0.004235 | ¥493.0 |
2018/1/8 | ¥129,047 | 0.0042646 | ¥550.3 |
2018/1/9 | ¥123,143 | 0.004344 | ¥534.9 |
参考:イーサリアムのマイニング収支公開します!仮想通貨の採掘。 – 副業サラリーマンの資産運用ブログ
現在JPYレートではかなりの報酬がありますが、採掘難易度(Difficulty)が上昇してしまったため、ETH換算でのマイニング報酬は少なくなっています。。
補足となりますが、2018年9月24日時点のETH始値は27212円です。
そのため、報酬(ETH)を1月9日の0.004344で求めた場合は、報酬(JPY換算)が118円となりますので、過去に比べて現在のほうが儲かりにくくなっています。
イーサリアムマイニング方法まとめ
一般的なイーサリアムマイニングはソロマイニングとなります。
しかしソロマイニングを続けていくだけの機材、そして機材を稼働し続けられるだけの資金が要求されるだけでなく、他のソロマイニングを行っている人たちとの競争に加わり、尚且つ勝利しないといけません。
そのため、今では複数人でマイニングを行うプールマイニング、間接的にマイニングに参入できるクラウドマイニングが主流となってきました。
また、これから先もイーサリアムはバージョンアップを繰り返し、POW方式に加えて、POS方式を段階的に導入するようになっていきます。
イーサリアムに関する情報もしっかり追い、自分に合ったイーサリアムマイニングを行いましょう。
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