現実地球とは真逆の地球を作る?仮想地球EXAをわかりやすく解説



お金2,0など新しい経済の在り方を世の中に主張する株式会社メタップス佐藤航陽氏が構想する仮想地球EXAのライトペーパーが更新されました。
今回は仮想地球EXAのライトペーパーを解説していきます。

仮想地球EXAとは

幻冬舎の「あたらしい経済」というメディアでも取り上げられ話題となった仮想通貨EXAは大きく三つの目的を持っています。

  • 宇宙開発の再定義
  • 社会構造の再定義
  • 組織運営の再定義

それぞれの目的が仮想通貨EXAでどのように達成されるのでしょうか。

宇宙開発の再定義

宇宙開発の現状
  • 宇宙産業の需要の7割は軍や政府の需要である
  • 衛星データの活用と収益化が鍵であるが困難

宇宙産業に民間は参入しておらず市場は大きくありません。
一方で2015年に入り宇宙産業への投資熱が高まり2016年には3000億円近くまで伸びました。
しかし民間が宇宙産業に参入していくのにはあまりにも収益化が困難です。

上の画像をみてください。
宇宙開発のプロセスを図式化したものになります。

宇宙産業の開発はロケットの生産、データの取得、データの送受信、データの解析までは進んでいます。
ですが実際にそのデータを利用するユーザーに届ける方法があまりありません。

そのためデータによる収益化をスケールさせるために考えられたのがデータをトークン化してしまうことです。

トークン化して経済圏を作ることでスケールの促進、そして宇宙開発を促進します。

社会構造の再定義

社会構造の課題
  • 民主主義による権力の集中
  • 資本主義による格差の拡大

上記の二つの課題を解決するためにブロックチェーン上に仮想地球を生み出します。

位置情報を利用して、現実の地球の経済とは逆相関の地球を作りだします。

例えば現実の世界では天然資源を採掘することができない場所は、仮想地球でトークンを採掘することができます。

また自分で好きな場所にトークンを埋蔵することができるので特定の地域に人を呼び込むことができます。

このように現実世界の資源や人口と逆相関の地球を作り出すことで格差をなくします。

EXAは手数料などを使用する際に参加者の直接民主制で投票を行い、EXA発展のための意思決定を行います。
こうすることで誰もが良いと思える行動を取ることができ、権力の集中を防ぎます。

組織運営の再定義

EXAの組織運営構造
NPOと株式会社の融合させた独自のスタイルで、持続可能な収益を上げながら社会的な目的を実現する組織

EXAには3Cと呼ばれる参加者が存在します。

  • Committer
  • Community
  • Citizen
Committer
システムを開発したりインフラを保守したりするメンバー
Community
デバッグに協力したり調査や広報に協力するメンバー
Citizen
トークンを獲得したり埋蔵したり投票に参加するユーザー

以上の図のように三種類の参加者は利益を最大化するために行動するのではなくトークンの価値を最大化するために動きます。
このような仕組みは従来の組織構造とは異なる新たな組織構造となっています。

仮想地球EXAへの周りの反応

https://twitter.com/nishinokazu/status/1010455793081225216?s=21

仮想地球EXAへの周りの反応としては「壮大で面白い」という意見が多数見られました。
佐藤さんが考える仮想地球の構想は壮大で今後どのように実現しているのかとても期待をしている人が大勢いるようです。

仮想地球EXAを解説まとめ

トークンエコノミーを使い現実の地球とは逆相関の仮想地球を作ってしまうという壮大なプロジェクトを解説していきました。
宇宙開発の再定義、組織の再定義などもEXAにより実現できますが、
佐藤さんが何よりも着手したい点は格差をなくすことだと思います。

持続可能な発展をしながら、社会の問題を解決していくEXAに今後も期待していきましょう。

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