仮想通貨のビットコイン価格が急落し、2018年の初めと比較した下落率は50%を超えました。
韓国の仮想通貨交換業者「コインレイル」が11日、10日までにハッキング被害を受けたと発表しました。
ビットコイン(BTC)の売り注文が殺到し、価格は6650ドル前後まで下がりました。
11日現在、ビットコインのみならず仮想通貨全体として下げ相場にあります。
韓国でのハッキング被害の概要とその影響
韓国のコインレイルはサイバー攻撃を受けてビットコインを含む複数の仮想通貨の盗難があったと公表し、仮想通貨の入出金を凍結しました。
韓国の聯合ニュースは11日、「流出した仮想通貨の総額は400億ウォン(約40億円)規模」との見立てを伝えていますが、正確な被害総額はまだ公表されていません。
コインレイルでの仮想通貨の盗難後、ビットコイン、イーサリアムなど仮想通貨全体が売り傾向になり、仮想通貨の価格が大幅に下落しました。
10日時点で7600ドル程度で推移していたビットコインは、11日に6650ドル前後まで下落しています。
過去にも仮想通貨のハッキング事例はたくさんある
今回の韓国でのハッキング被害は、仮想通貨の相場に大きな影響を与えました。
日本でもコインチェックのNEM流出事件があったように、今まで多くの人たちがハッキングの被害に遭っています。
取引所名 | Bitfinex | CoinDash | Parity | CoinCheck | Binance | BitGrail |
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時期 | 2016年8月 | 2017年7月 | 2017年7月 | 2018年1月 | 2018年3月 | 2018年3月 |
被害額 | 12万BTC | 4万ETH | 300億円 | 5億XEM | 解決済み | 1700万Nano |
原因 | 秘密鍵の管理体制 | ICOサイトの乗っ取り | ウォレットのハッキング | サイトのウイルス感染 | ハッカーがAPIキーを不正利用した | ハッキングによる不正取引 |
2018年の6月までの半年だけで1200億円分の仮想通貨が盗難されていると報道されています。
参照:今年半年で仮想通貨の盗難被害額は1200億円に
いつみなさんもハッキングの被害に遭うかわかりません。
以下の記事で過去のハッキング事例の分析をしておりますので、ぜひ読んでください。
- 過去に起きた6つのハッキング事例
- それぞれの事例の原因と取引所の対応
- ハッキングに備えるためにするべきこと
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