突然ですが、読者のみなさま! いつも「Coin Info」をお読みいただいきありがとうございます。
2017年の2月ごろから始まった当サイトはより多くの読者みなさんに非中央集権社会の未来をお伝えしたいと、
はじめての試みである「Coin Info」のLINE@のアカウントをスタートさせました。
そして…
つい1週間前にアカウントを作成したのにもかかわらず、すでに1月22日時点で95人の読者の方々が!
本当にありがたく思っております。
こんなにたくさんの読者にの方々に見てもらっている「Coin Info」で、もっと読者目線のメディアにするためにもっと読者の方々と双方向のコミュニケーションをとるべく
今回は、読者の方から「Coin Info」に寄せられた質問に答えていきたいと思います。
目次
個人情報がGAFAから個人に帰属する
今回、「Coin Info」に貴重なご意見をくださったのは23才男性Oさん。
Oさんは現在、海外在住にもかかわらず「Coin Info」の記事に毎回コメントをくださる熱心な読者さんです。
Oさんのご質問に答えるうちに、もっとたくさんの読者の方々とコミュニケーションが取れるメディアにしたいと思ったので
この記事でOさんとのやりとりを伝えることによって、より多くの方に
記事にしてもいいかと申し出たところ、「私の些細な疑問がコインインフォさんのためになるならぜひ!」と快諾してくださったので、
実際の行われた会話をご紹介しながら、質問に答えたいと思います。
今回、Oさんが質問くださった記事はこちら。
「GAFAの流出事件から個人情報の価値を考え直す」という内容の記事です。
質問に入る前にかんたんにOさんが質問を寄せてくださった経緯を説明します。
GAFAの流出事件は中央集権の弱点を露呈した
まず、GAFAとはGoogle・Amazon・Facebook・Appleという世界を支配する巨大テック4大企業を表す造語です。
いまや、GAFAは人々の生活に欠かせないほど浸透しており、それに伴い個人の膨大な情報を手にしています。
ですが、そのGAFAが個人情報の流出をする事件が頻繁に発生しています。
では、具体的に実際の流出事件によってどのような問題がその先にあるのかを見ていきます。
GAFAの中央集権は個人情報を独占する
米グーグルは12月10日、交流サイト「グーグル+(プラス)」で新たな欠陥が見つかり、約5250万人の利用者情報が外部流出の恐れがあったと発表した。グーグル+の個人向けサービスの終了時期を2019年4月に早める方針も明らかにした。今回外部に流出する恐れがあったのは名前や電子メールのアドレス、職業、年齢など。一般社団法人共同通信社
米交流サイト大手フェイスブックは12月14日、最大680万人の利用者の写真が9月13日から25日にかけて外部に流出した恐れがあると発表した。プログラムの欠陥が原因で既に修正したという。日本の利用者に影響があるかどうかは明らかになっていない。一般社団法人共同通信社
このようにGoogleにはじまりFacebookまで、利用者の写真を流出は、全世界を巻き込むスケールで被害が広まります。
以上のような事態が発生する要因のひとつに、特定の組織や企業に権力が集中する中央集権型管理にがあります。
このような状況では個人情報がGAFAに支配されています。では本来、個人情報はどのように利用されるのかを考えていきたいと思います。
個人情報の価値は個人が決める
個人情報の独占は、Oさんが読んだこの記事でメイントピックに挙げられています。
巨大テックGAFAが個人情報を独占することによって、本来なら個人に帰属する個人情報が個人の権限を無視して使用されることは大問題です。
なぜなら、中央集権のもとで管理される個人情報はその特定の組織や企業の尺度によって価値が決定されるからです。
これこそ、まさに中央主権の所縁です。
ブロックチェーン技術などによって個人情報に資産性が付与されたり、
GAFAの個人情報独占から脱却して独自の価値を生みだしたりすることで
個人情報の価値を個人が自由につけられることになります。
つまり、非中央集権型管理においては、個人情報は個人に帰属するものとして扱われます。
「個人情報は資本になる」とは?
資本というのは、事業をするのに必要な基金やもとでを指します。
言い換えると、新たな営利のために利用するもとでです。
つまり、ここでの個人情報は新たな営利のために使用することが可能であるということです。
個人情報を資本として新たなベネフィットを得ることができるのです。
『個人情報=資本』ってどういうことですか?」
OさんのがLINE@で実際に寄せてくださったご質問はこちら。(※ご本人に掲載の許可は事前にいただいております)
質問の趣旨は、GAFAのような中央集権的な企業や組織の個人情報独占から個人情報を解放してあげると、
それを管理する権限が当然個人に帰属するけれども、
そもそも個人情報は具体的にどのようなものを指すのかがわからないゆえにイメージができないということでした。
では、わたしたちの生活のなかで個人情報が資本として機能している例を見ていきましょう。
個人情報は住所や電話番号だけではない
GAFAが持つ個人情報は実にさまざまです。
一度、GAFAを使用するご自身を想像してみてください。
また、Facebookでは電話番号や同じ趣味や共通のコミュニティの知り合いが友達候補リストに立候補として上がります。
GAFAはあなたが日々使用するトイレットペーパーも交友関係も把握しているのです。
また、 いまではアレクサなどの自動音声操作が可能なデバイスを自宅で使用していると
家に帰ってテレビをつけるタイミングやチャンネルなどが把握される可能性があります。
これら紹介したことは全て個人情報に含まれます。
ちなみに極端にいうと、仕事から帰宅してシャワーをあびるタイミングさえも個人情報です。
つまり、あなたが知らないうちに個人情報がGAFAに掴まれて、使用される可能性があるのです。
そのような個人情報が個人に帰属し、どのように資本として機能するのでしょうか。
個人情報が冷蔵庫が無料になる
資本としての個人情報を活用すると、冷蔵庫の中身という個人情報でテレビを購入することもできるかもしれないのです。
冷蔵庫にIoT を搭載することで、いつもの隣町のこだわりの豆腐屋さんのお豆腐やオーガニック素材だけをつかったスムージーなどが冷蔵庫からなくなったときに自動でAmazonや楽天で注文してくれます。
つまり、冷蔵庫という食品を保存するプラットフォームに価値があるのではなく、個人が選ぶ冷蔵庫の中身に価値が置かれるのです。
この仕組みを使うと、その冷蔵庫の中身の商品を購入してほしい企業が共同して冷蔵庫の製造販売に出資することによって
冷蔵庫は無料で個人に配られることも未来的に予測されます。
これは、冷蔵庫の中身という個人情報が資本となって、冷蔵庫が手にはいるという「個人情報=資本」の理論に基づいています。
個人情報が資本になる非中央集権社会
「個人情報=資本」の考えを理解したOさんは、その後非中央集権についての自らの考えをお話してくださりました。
お話がはずんでしまったので要約させていただくと…
個人が第三者を介さずに直接、自分の「好き」や「やりたい」にしたがって自由にプラットフォームを選ぶことによって、
独自の価値を築くことできる非中央集権社会がますます広がり、既存の価値に左右されない経済圏がつくられる。
いままで価値が付与されなかったアイデアや言葉に価値が見出されて新しいコミュニティができることで価値観が多様化する社会になる。
そして、「Coin Info」さんが目指す非中央集権社会のように、誰もが後ろ指をさされることを恐れず、自らの価値を創造できる自由で性善説的な社会が実現したらより良い未来につながるのではないかと思います。
わたしたちのメディアでお伝えしていることに共感してくださる方は、現時点ではまだマイノリティかもしれませんが、それでも読者の方々に発信し続けことにんよって、このマイノリティの純度を高めることが一番重要だと感じています。
これからも非中央集権社会の未来を広めるために「Coin Info」はし進化し続けます。
そして、今回のように読者の方から寄せられるご意見やご質問をもとに
「Coin Info」と読者の方ともコミュニケーションをさらに積極的に行うことができたら幸いです。
これからも「Coin Info」を何卒、よろしくお願いいたします。
「Coin Info」一同
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