海を隔てれば、その地特有の文化が生まれます。
文化を知ることで、よりその地のことを知ることができるのではないでしょうか。
沖縄県が独自の文化を発展させてきたのはご存知だと思いますが、それに似た形で与論島にも島特有の文化があります。
今回の記事は、実際に筆者が与論島に赴き、そこで驚いた3つの文化について紹介していきます!
与論献奉
与論島でもっとも特徴のある文化といえば、「与論献奉(よろんけんぽう)」です!
与論献奉は大人数でお酒を回して飲んでいくお酒を飲む方法のことを言います。
島の中ではコミュニケーションツールとして使われる与論献奉。島の方々同士ではもちろん、観光に来た人たちとも一緒に与論献奉を行います。
方法はいたってシンプル。複数人で机を囲み、その中から親を決めます。親が上の写真のような盃に氷を3個ほど入れ、与論島でしか生産していない「島有泉」という黒糖焼酎を注ぎます。
まずは親がそこにいる人たちに向かって自己紹介を行います。そして自己紹介が終わるとその盃に入っている焼酎を飲み干します。親は飲み干した盃にもう一度焼酎を注ぎ、その横の人へと回していくというものです。
これをひたすら続けていくのが与論献奉です!
当然お酒が飲めないという方もいらっしゃるので、前もって伝えておけば島の人もしっかりと考慮してくれるので安心です。
そもそもなぜ与論献奉という名前になったのでしょうか?
昔からこの回し飲みの文化はあり、客人をもてなす時に行なっていました。お酒を拒む方もいたようで、その際に「これは与論の憲法(けんぽう)だから断れないよ!」と言っていたことから現在の名前になったようです。
参加している人のことだけでなく、島のことまで勉強ができるとてもいい文化です!
ツケ文化
与論島では、ツケの文化が発達しています。
普段、みなさんが食事を飲食店でする時、しっかりとお会計はしますよね?
現金やクレジットカード、もしくは電子マネーを使ってお会計をするのが一般的です。
しかし与論では違います。
基本的に現金を持ち歩いていないそうです。そのまま飲食店で食事をし、店員さんが専用の台帳に「いつどこの職場の誰がいくら食べたのか」を記載します。そして月末にお店の方から職場に請求がくるという仕組みになっています。
これが成り立つのは、島の人々の信用が限りなく高いことが前提にあるからです。
絶対に逃げることもしないし、そもそもお互いに騙そうということも考えていない。
そのような「性善説」の中で生きているからこそ、ツケの文化が発達したと言えます!
鍵なし文化
与論島には、鍵をする習慣がありません!
とても驚きだったのが、車の鍵を刺したままにするということです。私たちが生活する中で、鍵をしっかりとかけて、その鍵を持ち歩くということは自然なことです。
「もし車が盗難にあってしまったらどうしよう?」ということを第一に考えるからです。
与論島は違います。駐車場もありますが、路上駐車をすることは多々あります。与論島に広い道は基本的にないので、路上駐車をしてしまうと後からきた車は通ることができないのです!
通るためには車を移動させないといけません。そのため、鍵を刺しておき、誰でも移動可能な状態にしておくのです!
与論には独特な文化がいっぱい!
いかがでしたか?
与論島には、今回紹介した以外にもまだまだ隠された文化があるでしょう!
ぜひ、与論献奉にて島の方々と触れ合ってみてはいかがでしょうか?
CoinInfo事業部が今年の夏に行う与論トークンプロジェクトも、これほど素晴らしい場所で開催します!
与論トークンの目的を解説している記事はこちら。
与論トークンで行うことを解説している記事はこちらです!

参加したいと思っていただいた方は、まず以下のLINE@をご登録いただき、どしどしご連絡お待ちしております!
コメントを残す